何とな。
◇「君の名前で僕を呼んで」のDVDを返す前に、ふと思い立って俳優を確認したら、何と青年のオリヴァ―は、「コードネームはアンクル」でイリヤを演じたアーミー・ハマーだったのか。きれいな人だとは思って見ていたが、どこかで見たよとさえ思わなかった。「ローン・レンジャー」とか他にもいくつか出演作を見てるのにな。
決して下手な人だとは思わないどころか、恐ろしく上手い俳優だと思うが、「演技派だぞ!」という臭さが皆無なので、端正すぎる外見とあいまって、かえって影が薄くなる。「君の名前で僕を呼んで」を見ていても、ああきれいすぎて忘れそうだなと何度か思ったもの(笑)。最近読んだ三浦しをんの「あの家で暮らす四人の女」に出てくる、多分美人なんだろうけど、そして有能なんだけど、影が薄くて誰にも記憶されないので本人も怒ってる雪乃さんも、ひょっとしてこういう感じなのかもしれない。
そう言えば、それも返す前に、雰囲気が壊れないかと気にしながら、念のためと好奇心が勝って、つい日本語吹き替えも途中まで見た時、思ったほど悪くはなかったが、オリヴァ―の声がちょっとイメージとちがうと思ったのだった。最近は声優さんはその人の専属になるから、「アンクル」みたいな映画のイメージで担当した人が、そのままやってるのかもしれない。声優も、決める人も大変だな、いろいろと。ラッセル・クロウやデ・ニーロやウィレム・デフォーとはちがった意味で、アーミー・ハマーって、たしかにあれはカメレオン俳優だよ。そう言えば見た目似てるというんじゃないが、印象がどっかカメレオンっぽいよ、あの人は。
◇昨日は自宅で勉強会だったのをすっかり忘れていて、嵐のように手紙や小包を作っていて、郵便局に行こうとしたとたん、メンバーの人が到着。待っていて下さると言うので、郵便局に飛んで行って、黄信号すれすれで交差点を曲がったら鼻先にパトカーがいて、ぎゃっと思ったけど、見逃してもらえた。それから勉強会で、明日の講座でやることにしてる、キツネの話の予習をした。絵本を読み比べてみたら、けっこうちょこちょこ文章が変わっていたりして、思わぬ発見もあった。
風邪はよくなりつつあるのだが、そんなこんなで動き回ると、やっぱり体力の消費が普段とちがってはんぱない。すぐにぐたっとしてしまう。今夜の実行委員会にはちょっとだけ顔出して失礼したが、明日は皆といっしょに十時に準備に集まると言ってしまって、午後からの講座や開会式までもつだろうか。ちと不安だ。
まあ今夜は早く寝よう。鼻声だが声だけはしっかり出るから、あとはまあ何とかなる。
あー、上の家にある「シートン動物記」で、キツネの話をさがしたかったのだけど、寝る方が先かな。