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古きよきアメリカ。

◇仏間で読む本は今はルオーの「名誉の戦場」なのだが、つい本棚にあった子どもの本の、ワイルダー「この楽しき日々」のなぜか下巻だけを、手に取って読みはじめている。昔は大して好きな本でもなかったが、今読むとそう悪くもない。アルマンゾがネリーを近づけるのを、ローラがぴしゃりとやめさせるのに感心した。この素朴で健全なテクニックを、ちゃんと学べる子どもは幸福だ。

ついでに、文庫本の「マーチ家の父」を読みはじめた。「若草物語」の父親の戦場での日記みたいなので、一種の二次創作だ。冒頭いきなり、あまりにも凄惨な戦場の場面が登場し、何やらこう粛然とする。これはもちろん、最近の新しい本なのだが、あの美しい、これまた私はあまり好きじゃなかった母と四人姉妹の一家の、心の支えだった戦地の父の暮らしが、このように苛酷なものであったとは。当然予想はつくことだが、さしつけられると、あらためて、その事実を実感する。

◇そこそこ立派な新しい電話機を注文して帰宅し、それまでのつなぎにと、古い電話機をいじくっていたら、ファックスも何とか使えそうで、このまま行くかと店に電話したら、もうメーカーに注文して明日届くそうなので、あきらめた。まあいいけど、ここのところ、浪費し過ぎてるので、ちょっと恐い。少しひきしめないといけない。

気晴らしにぱらぱら読もうと、猫の気に入る家、みたいな雑誌というより厚い本二冊を、ベッドでひっくりかえって読んでいた。猫を幸せにするための諸工夫がいろいろあったが、ほぼすべて私がすでにしていることだし、庭に金網の小屋を作るというのはなかったので、私の方が進んでるかも(笑)。感謝するようにカツジ猫に言っておかなくては。

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カツジ猫