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名誉市民

雪はどうにか止みましたが気温は今零下1度です。薄く積った雪が凍って歩くとばりばりと鳴ります。
母が泊って行けばと心配しますが仕事も有る事で仕方が無いから帰る事にしました。
母が「向こうに着いたら誰か迎えに来るの」と聞きますので「誰が来ると言うの」と聞き返したら「貴女は名誉市民だから車が迎えに来るんでしょう」と言いました。
「馬鹿な事を言わないで。私は只の小母さんよ」と言いましたが、心配と苦し紛れからの妄想にしても私が結婚して居るとか子どもが居るとか言う妄想には成らない所が立派と言えば立派です。

母は此の様に訳の分からない事を言う一方で私の話はきちんと理解するし、朝食も夕食も私の分をちゃんと並べて用意するし、付き合うのに困る事は全然有りません。訪れる色んな方との応対も無事にこなして居る模様です。
今夜は一緒に楽しく食事をして母は満足して寝に行き私は間もなく出発します。
電車の中では本棚から不図手に取った「月山」を読む積りです。

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カツジ猫