夜のお買い物。

◇一日中あれこれ必死で働いたつもりだが、そのわりに成果がない。それというのも、資料や品物をさがしまくるのに、おおかたの時間を費やしているからで、まあそのおかげで少しずつ書庫や書棚も片づいて行っているのだが、まったくイライラしてしまう。

今日はそうやって、家中引っかき回していて、気がついたら夕方というより日が暮れていた。どうしようかと思ったが、思い切って買い物に出かけた。いつもは朝か昼に行くのだが、それだと町も店も混んでいる上、明るい間の時間が大幅に減ってしまう。暗くなってから、あらゆる店が閉店間際に行くというのも、なかなかいいものだと発見した。スーパーの食材も種類は減っているが、割引も増えていて、思わぬ拾い物がある。駐車場もレジも空いていて静かだし、快適だった。おかげで短時間で一気に用がすみ、疲れも少なかった。

◇ずっと気になっていた、上の家の二匹のおばあさん猫グレイスとマキの、高齢者の表彰状を入れる額縁と、私からのお祝いの、安いけどふかふかのフリースの小さい毛布を買って、毛布はさっそく巣箱にしいてやった。グレイスはさっそくそこに入って寝ていた。明日は壁に賞状の額をかけてやるとしよう。

◇さてと、ベッドの上に引き散らかした荷物の整理をしてしまわないと、寝ることもできないんだよね。カツジ猫はようやく私との椅子の争奪戦をあきらめ、私の斜め後ろにおいてある椅子の上を、当面の寝床と定めたようだ。今もそこで丸くなっている。