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夜はまだ寒いなあ

◎探していた資料がやはりどうしても見つからないので、観念して再度コピーを注文したら、国会図書館のホームページで公開されていた。やれやれ。うまく印刷できるとよいが。

◎桐野夏生「ナニカアル」を読んだ。林芙美子の戦時中の体験を題材にしていて、面白そうだが途中でやめていたのだが、森まゆみの「女三人のシベリア鉄道」を読んで、これが与謝野晶子、中条(宮本)百合子、林芙美子のそれぞれのシベリア鉄道の旅について書いたもので、作者がシベリア鉄道を旅しながらその三人の旅を追想するという贅沢なしかけになっていて、そこでついまた芙美子のことを読みたくなって、「ナニカアル」も一気に読んでしまった。いやあ、なかなか。私は「グロテスク」とかはありふれている感じで、あまりひきつけられなかったのだが、「ナニカアル」は虚構であってもなかなかリアルな感じで面白かった。

◎知人から本をいただいて、読みたいのだが、まだ「徳川ビレッジ」も読みかけだし、あせってしまう。あせりながら、庭にパンジーとパセリを植えた。日に日に暖かくなって、気がつくと下着やセーターがひとりでに薄手になっている。
カツジ猫も冬毛が抜けはじめたのか、毛づくろいに余念がない。長毛種だから、首の毛も長くて大変らしく、なめてはぺっぺっと舌を出している。ブラッシングをしていると、のどの下のあたりに毛玉ができているのがわかって、はさみで切ってやろうとするのだが、いやがってなかなか切らせてくれない。

◎犬のマローンはまだ見つかっていないようで心配だ。

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カツジ猫