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家が片づく、仕事が増える

10連休ともなると、やはりお休みする店と、普通に開いている店と、いろいろなので、予定を立てて行動するのが難しくなります。
さしあたり、いつものパン屋さんは開いていた。

家は何とかかろうじて人が来れる程度には片づいたような気もしますが、もはや自分の目の基準が散らかっているかどうか判断できなくなっているようで、恐いよー。

しかしまあ、なまじ家が片づいて来ると、変に仕事も増えますね。
行くこともめったになかった二階をきちんと片づけて、人も呼べるんじゃないかというぐらいきれいにしたのですが、そうなると、つるしている毛皮のコートのためにも、日に一度は窓を開けて風を通さなくてはという気になり、あーもう、朝から花への水やり、仏壇の水替え、猫の世話✕三匹、に加えて、二階の風通しという日常業務もまた新しく生まれてしまった。

その二階の窓から見下ろすと、裏庭の草の伸び具合も気になって、連休中には何とかしたいなあとか思ってしまってまったくもう。

洋服や食器類が、どうにか片づいてきた部屋の中で、次第に目につきはじめているのは、本や書類のうず高い山。これを仕分けしつつ、あちこちに押し込んでしまったら、どうにか勉強にかかれるかしら。

そう思いつつ、少し風邪気味なのか年なのか、すぐに疲れてしまうので、ちょっとは居心地よくなった、あちこちの椅子やソファに座っては、そのへんにある本をつまみ食いしています。広島の原爆を描いた大田洋子の長編小説「人間襤褸」が、迫力ある力作。こんなのを読んでいると、いかに心地よく感じよく家を片づけても、一瞬で崩壊するのだなとつくづく思い知らされて、片づけの合間に読むにはなかなか刺激的です。

また、作家の森村桂の夫君が彼女の最期を記した「桂よ。わが愛・その死」も、ついまた読んでいる。いろいろと、切ない。
美智子皇太后は森村桂夫妻とかなり交流している。そのことに私は救われる思いがする。

明日は、連休の間の唯一の外出で、太宰府に用をすましに行く予定だったが、どうやら令和人気でものすごい混雑ぶりらしくて、延期した。おかげで明日は一日ゆっくりできそうだ。体調がよければ、裏庭の草取りでもやってみるかな。

 

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カツジ猫