平和大行進。
◇平和大行進から、ただいま無事に帰還しました。
多分四十度近かったんではないかと言う猛暑の中、二十人かもっとぐらいの人が来ていて、高齢者も多く、見ていてどきどきしました(笑)。人のことは言えないけど。
自民党県連の抗議行動のときにお会いした方も、お嬢さんといっしょにいらしてくれていて、うれしかったです。
「年金者組合の旗を誰か持ってくれませんか」と主催者が探しておられて、組合の方は杖をついておられたので、「あ、私持ちます」と言って持ったら、九条の会の旗より立派で、けっこう重かった。じりじり日は照りつけるし、やばいかなあと思ったけど、この前海外ドラマの「クリミナルマインド」で、拷問にあう捜査官が意識を飛ばして消耗を避けるという手法を使っていたのを思い出し、ぼやっと半分無意識で歩いてみたら、本当に案外疲れず、去年は中途で逃げ出したのに、市役所から西鉄赤間営業所まで、かなりの距離を無事に歩けた。
でも帰って鏡を見たら、顔がほてってるし、足はサンダルの紐のあとが浮かび上がるほど日焼けしてるし、これって軽いやけど状態じゃんと、急いでシャワーを浴びて冷やしたら、何とか回復した模様。
◇営業所に近くなったころ、一人気分の悪くなった高齢者の方がいて、救急車を呼んだ。こんなことは初めてで、まあこの熱波の中、そのくらいですんだ方がふしぎかもしれない。
救急車を見送ったあとで聞いたら、その方は少し前に胃を全摘したばかりで、「これが最後になるかもしれないから」と参加されて、途中で皆が抜けるようにすすめても絶対聞かれなかったそうだ。しかも、私が歩いたのと倍の距離の古賀から歩いて来られていて、それってつまり電車で五駅分じゃないか。何かもう、笑っていいのか泣いていいのか怒っていいのかあきれていいのか、よくわからない。でも何年か後には、私もそういうことやりそうな気がする。
それに案外、皆に言われるままに途中で抜けても、一人で帰ったり救急車呼んだりする余力もなくて、倒れてしまわれたかもしれないから、歩き続けたのが結局正解だったのだろうか。とにかく、ご無事だといいけれど。
◇台湾と韓国の若者、長崎の女性、神奈川の男性と計四人の「通し」で歩く行進者は、少し減った参加者といっしょに(私と同じように営業所までの人が多かったから)、さらに、岡垣めざして出発されて行った。台湾の若い女性はとても元気で、歩きながら皆に飴などくばってくれた。私ももらった。そうそう、私の適当に色紙をはって作って行った、プラカード代わりのうちわは、皆に押しつけて、全部はけた。めでたしめでたし。これで、わが家のうちわの断捨離は終了したぞ。
◇帰ったら、私が消し忘れていたエアコンの効いた涼しい部屋の中で、いい気で寝ていたカツジ猫が、もそもそ起きて来て、おやつの催促。今は姿が見えないから、また外に出ているのかな。