1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. 幻の町

幻の町

今日は久しぶりに町に出かけて、買い物をしました。さすがにコロナのせいなのか、通りもデパートの店内も閑散としていました。そんな中、歩いていると、どの店の中の服も品物もとても美しくて魅力的で、目を洗われるよう。皆、買いたくなりました。

客がいないので、男性や女性の店員さんが、妙に人恋しげに笑顔を向けて、声をかけてくれるのも、快いけど、ちょっと悲しい。唐突に、童話「ニルスのふしぎな旅」の中の、誰かが何か買い物をしてくれないと、呪いが解けなくて消えたままになってしまう浜辺の町のことを思い出してしまいました。うーん、それにしても、ニルスといっしょに行動する、ガンの群れのリーダーのケブネカイセのアッカ(女性っていうか雌だよ。ちなみにこれはアニメの紹介サイトの人物紹介とあらすじ紹介です)、カッコよかったなあ。

一念発起して今朝、猫のカツジがいる、金網の中の庭に茂り放題になっていた、山椒とサルスベリとサカキとその他何かの木の枝を切りまくって、少しすっきりなりました。灰色猫のグレイスの墓の上にも、かねて予定していたミカンの苗木を植えたのですが、この連日の熱波の中、ちゃんと根づいてくれるのかしら。暑さのせいか、家の中に飾った花々も何だか片っぱしから元気がなくなって、ちょっと悲しいです。

でも、だいぶ前になくしたと思っていた髪留めのヘアピンが、玄関脇の植木鉢のそばに落っこちているのを発見して嬉しかった。留め金がちょっと錆びてるけど、まだ何とか使えそう。これで、この間から見つからなかったものは、だいたい全部見つかったようだ。

写真は、はやばやと元気がなくなったので、先だけ切ってお皿に水を入れて浮かせておいたカーネーション。何だかこれが一番最後までもちそうなのも皮肉だわ。

Twitter Facebook
カツジ猫