怪しい集団(笑)。
◇ゆうべは私といっしょにむなかた九条の会の代表をしてくれている教育大の先生が、よその大学に転出するので、送別会というか壮行会をやりました。駅前の飲み屋さんで十数人集まって、もつ鍋で盛り上がりました。
彼女は皆に信頼されて慕われていたし、集まった人たちもいろんな関係だったけど、和気あいあいで楽しかったです。あらためて、いいつながりが育って来ているのだなあと実感しました。
他の大人数のグループとぎゅう詰めになってた会場なので、スピーチとかは難しく、そこちょっと残念かなと思っていたら、終わったあとで、駅前の広場で歌を歌おうという話になり、上手な人が音頭をとって、「戦争を知らない子どもたち」「We shall overcome」「この広い野原いっぱい」「一人の手」「青い空は」などを皆で合唱し、最後は「原爆許すまじ」でしめました。いやー、電車に乗り降りする人たち、何の集団かと思ったでしょうね。でも気分よかったです。
私は用があって参加できませんでしたが、宴会の前にはやっぱり十人ぐらいで、駅前で毎月恒例の九条の会チラシの配布をしたとのことで、今回は500枚ほどを配布できたそうです。これも、すごいっちゃあすごい。チラシの片面は私の例の朝鮮民主主義人民共和国についての文章で、事務局長は「この時期にちょっと刺激が強すぎないか」と、ためらったようですが、結局使ってくれたみたい。はけすぎて、余りがなくて、もらえませんでした。
◇上の家の仏間で読んでいた小説「アルトゥーロの島」を読みあげました。終わるのが残念なぐらい読んでて楽しかった。最後の展開も唐突なようで、あれしかないだろうってぐらい自然で、そしてラストシーンの海の光景はこれまで読んだラストシーンの中でも最高の一つです。そっけなくて、厳しくて、でも力強くて。
「解説」とかで、まとめてあらすじを読むと、あれそんな単純な話やったんかと思うんですが、あんなにわくわくしたのは、やっぱり描写や表現の勝利なんですかねえ。自分もずっと島にいたような、昔こういうとこに住んでいたような気分になっていました。
◇上の家にいる灰色猫のグレイスが、ベッドのシーツに吐いてたので、毛布とシーツを洗ってやらなきゃならないので、今朝はちょっと忙しいです。まあよくあることだし、彼女は新しいシーツの上で転がってご満悦でした。
シーツと言っても、これは20年ほど前に私が子宮筋腫の手術をしたとき、病院で使った白いさらしの布が何枚も余ってたのを、廃物利用で重ねて敷いてやってるんですが、すぐ洗えるし、グレイスは気持ちよさそうだし、重宝してます。ただ、古いタオルの台拭き用のふきんと同様、ちっとも古くならないんで、いつになったら捨てられるのか、まったく先が見えないのが悩みと言えば悩みです(笑)。