手抜きしちゃる。
◇平和大行進までに、余っているうちわをはり直して、スローガンでも書いて行こうと思ってたのですが、何をどう考えてもそんな時間はありそうにないので、初盆用のうちわの裏の名前のとこだけ紙をはって隠し、スローガンを書くという、超手抜き政策を実行することにしました。これならまあ、何とかなるやろ。
問題は、ものすごくつまらない感じになって、誰ももらってくれそうにないこと。そこは少し工夫をしないと。
◇先日福岡の丸善で、ちょこっとつまみ食いで買った二冊のうち、小林エリカの新作は、前のがあまりにもよかったせいか、期待ほどではなかったので、こちらはどうだと読み出した町田康の「リフォーム爆発」が、これは死ぬほど面白く、何度もベッドの上で笑い転げて、添い寝していたカツジ猫にいやがられました。
大学の同僚が自宅のリフォームでえらい苦労した話を聞いていたので、その予備知識があると、なおのこと面白さが増幅したかもしれないです。いやはや、これは拾い物でした。
◇昨日は近くの本屋に立ち寄って、また買った文庫本は中島京子と奥田英朗。いやーもう、安定志向で守りに入っているので、新しい未知の作家に手を出すパワーが失せている。
中島京子の「長いお別れ」は昨日寝る前と今朝の起きぬけに一気読み。認知症の話ですが、私とほぼ同年齢のお母さん(妻)のけなげなパワフルさもあって、華やかで明るくてお洒落な、いい話でした。深刻なんだけど、じめじめしないで、わざとらしくなく、笑えるし。
ただねえ、最近もう何見てもこうなんですが、全国の災害で死者が三ケタをとっくに越したのに、国会で国民の大多数が「今決めなくてもいい」と言ってるばくち法案を通そうと必死になって、ろくに災害対策もしないで口先でごまかしてる首相や政府を見ていると、もうこっちが認知症になってるとか言ったら認知症の人に失礼だっていう感じだし、それに激怒も抗議もしないできないマスコミや国民を見てると、この小説のお父さんが、だんだん壊れて行って死に至るまでに、ずるずると慣れて対応して行くしかない家族の姿が、ものすごく重なって見えてしまうの。作者がそんなこと考えたとは思えないけど、この父親って、今の日本そのものじゃないかとまで思ってしまうほど、私の絶望は深い。何もしようとも考えようともしない人たちへの不信感も、そろそろ修復不可能な折り返し地点を過ぎようとしてる。娘たちが自分たちの生活にせいいっぱいで、父親の介護を一手に引き受けて、老老介護にはげみ、うるさがられながらも娘たちに時々コンタクトをとっては、でも結局自分がすべてがんばる母親が、遠慮がちに友人知人に、政治や社会への怒りを訴え、自分の未来や未来に使うべき時間もさいて、平和行進のうちわ作ったりブログ書いたりしてる自分と、ものすごく重なってきてしまう。
いいさ別に。ただ私が倒れても消えても、日本がぐちゃぐちゃになって滅びても、せめて後悔や反省はしないでくれるとありがたいわね。国や人を見殺しにするにしても、せめては確信犯でいて。私もそのうちそうするかもしれないけどさ。と、朝からやけになってみる(笑)。
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だって、こんな国ですよ。↑
もうアホらしくって、まともになんかなれない。