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新たな戦い。

◇すごいなあ、「みなしご救援隊」の中谷代表。自治体と対決し説得し、犬猫の殺処分をかなりくいとめつつあるのも目をみはるし、むろんノラ猫の避妊去勢活動もめざましい成果をあげているけれど、このところ、ブリーダーを批判して、ペットショップやブリーダーからは絶対に動物を買うなと呼びかけている。

自然な流れでこうなっているのはわかるし、ちゃんと成算があるだろうのも予想できる。でも自治体と同じぐらいもしくはそれ以上に、金のからむ業者の世界というのは強力なんじゃないかと思う。原発村ほどじゃないだろうけど、どのくらい力があるのかわからないけど、最近の猫ブームとかで、この業界でぼろもうけしたがっている人たちも多いはずだから、全力で中谷代表とみなしご救援隊に攻撃や圧力をかけ、つぶしにかかるんじゃないかと、私は今からどきどきしている。行政とどっちだろうか、かなり大きな敵だよ、これは。

マスメディアや一般の人の支援とか、各方面からのそれなりの評価とか、これまで築き上げたものをすべて引っさげて、この対決に中谷代表は踏み切っているんだろうと思う。大丈夫とは思うけど、何しろお金がからんだら、それこそマスメディアを抱きこんで悪口の記事を流すとか、業界は何をするかわからない。
それなりに良心的な業者もいるだろうから、そういう人とは妥協して連携もするとか、いろいろそこにぬかりはあるまいが、とにかく、応援したいし、見守りたい。何の援助も協力もできていない私だけど、せめてここで皆さんに呼びかけます。それぞれのできることで、応援してあげて下さい。

◇きっと水道管も凍る寒さだろうと、ゆうべは蛇口の水を少し流して寝た。上の家の猫たちを見に行ったら、上手に毛布にくるまったり、猫つぐらに入ってぬくぬくしていた。それでも、こいつらも年をとって来ているし、暖房対策を何か考えないと。上の家が片づけば、もう少し何とか考えてやれるのだが。その点からも、片づけを急がねば。

とあせりつつ、昨日は沖ノ島の世界遺産の問題で、数名の人と一緒に市役所の担当者に話を聞きに行った。先日出した質問状の回答を聞きに行ったのだが、何しろあいまいで不確定要素の多いままに進んでいる事業なので、担当者の方の苦労が何となく、とてもわかって気の毒だった。思わず「せめて、こういうことをしたらどうでしょうか」と、こちらが手を貸したくなってきて困る。本当に、7億もの金をかけた大事業でありながら、この「語るべきもの、説明するべきものが何もない」状況と言うのは、反対しているこちらが不安で目がくらみそうだ。

結局、国でも大学でも、よくあることだが(あっちゃいけないことなのだが)、「反対や批判されるのが恐いから具体的なことは何も言えない、示さない」「かげでやってるとまずいから、かげでもやらない」「なので、全体像も将来像も漠然と確定しないまま、些末なことや、対症療法的なことだけで進めるしかない」(ここからはまだ実現してないかもしれないが、それを祈るが)「そのあいまいなところに、金もうけをめざす業者がいろいろ参入して、建物を作ったり、計画を作ったり(最近の自治体は、こういう計画を専門の業者とやらに委託というか丸投げすることが多い)して、莫大な金を奪ってゆく。もちろん全部市民の税金」という図式がしっかりできあがってしまう。痛いところをさぐられまいとするから、問題点が浮かび上がらず、その前に計画を作れない、作らないまま巨大な事業がどんどん進行する。あー、これってもしやオリンピックもそうだったりして。まああっちは、女人禁制とか宗教や歴史問題っていう爆弾は抱えてないだけましだけどな。

◇カツジ猫はゆうべは私の首に、えりまきのように巻きついて寝て、朝も私を押しまくって、私はベッドから落ちそうになりました。枕にしいた柔らかい毛布が気に入ったらしい。本人?も、やわらかでふわふわなので、巻きつかれたら快適ではあります(笑)。

◇あ、職場にお手紙を下さった方、無事に届いてちゃんと読んでおります。お返事する余裕がなくて申し訳ありませんが、楽しませていただいていますので。

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カツジ猫