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明日は朝から

歯医者に行って、夜に髪のカットをするまで、びっしり予定がつまっている。まったくもう、なんでこうなるかなあ。忙しいのは、うれしくないのに。

紀行や江戸文学のことで書きたいことも、ごまんとあるのに、今夜もまた時間がない。美容と血圧のためにもう寝ないと。

ひとつだけ。「江戸の紀行文」の本の感想を書いて下さっている方々の中に「小津久足の紀行を読んでみたい」という方が、ちらほらおられる。そうなると、まあ、今計画している紀行全集がもちろん最優先なのだが、その次ぐらいには、新書ででも「小津久足の紀行文」というのを出したいなあ。絶対に。

何しろ、到達点だからな、この人の作品は江戸の紀行文の。だから、この人の作品をまるっと紹介したら、それが一番、結果として、江戸時代の紀行全体を理解してもらえることになるのだ。どう考えても。それが一番早道で、今のはやりの言い方でいうと効率的ってやつである。

でも、今回の新書でも「菱岡氏によれば」とやたら書きすぎて、「多すぎます」と編集者に言われて削らざるを得なかったぐらい、この人の紀行については、リンクしている「北窓書屋」の管理人さんが、しっかり研究している。一方、久足の作品をたくさんの方により親しみやすくわかっていただくためには、私がダイジェスト紹介した方がいい気もする。う~ん、こういうので共著というのは、できないものだろうか。

私は一応、久足の紀行の原本のコピーは、ほぼ皆持っている。作品をひとつひとつ鑑賞して、面白く多くの方に読んでいただくようにすることは可能と思う。しかし、だ。久足の場合、作品が多い、そして、どれも長い。さらに困ったことには、どこもかしこも、面白い。引用しようと思って、付箋をつけて行っても、たちまち付箋だらけになって、ほとんどもう付箋をつける意味がなくなる。
まったく、さすが、馬琴の友人だよ。どうしてくれよう。

いや、しかし、せっかく皆さんが興味を抱いて下さっている今、久足の紀行を何とか紹介したいよなあ。もっとくわしく。絶対に面白いんだから。読めば読むほど。嘘と思う方は、リンクしている「北窓書屋」の「アネクドーツ」を見て下さい。あの手の記事が、もうぞくぞく登場する宝の山なんですよ、久足の紀行は。

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カツジ猫