校歌
おや、箕面市長選挙で維新の現職が負けたのか。いいことだ。
このごろテレビでは、総裁選しかやってなくて、うんざりするので、ついついアニメ「忘却バッテリー」のDVDばっかり見ていて、もうやみつきの中毒になりそう。いくら何でももう少し生産的なことをしなくては。
高校野球で優勝した京都国際の校歌が韓国語だったので、騒いだり怒ったりしている人もいるようだ。私もたしかに驚いたものの、別に全然不愉快じゃなかったし、じゃあれが仮に全部英語やフランス語の歌詞だったら世間の反応はどうなんだろうとか、日本語でもものすごく問題になる歌詞の校歌だったらどうなんだとか、いろいろ新しいことを考えたりして、いろんな意味で面白かった。
そう言えば出身校や就職先の学校には校歌のないところもあって、どこかではたしか、新しく作ろうとしたら学生運動の火種になるから作れないと言ってたところもあったっけ。大学紛争が終わりかけていた時期のことだったと思う。
ちょっと気になって検索してみたら、出身の小中学校のホームページの校歌の欄は空白で、何だか冷遇されていた。どっちかは、あるはずなんだけどな。記憶に残る歌詞で検索してみたら、中学校のが一番だけYouTubeで見つかった。高校のは新しくなっているようで、歌詞がまるっきり記憶になかった。
就職先では、これも今はどうなってるのか知らないが、愛知県立女子大学の校歌が私は好きだった。何しろ初代の学長が国文学者の泰斗、高木市之助で、その人が作ったものだから歌詞が実に美しく、特に二番がカッコいい(笑)。今でも、というか今こそ時々歌いたくなる。
高木市之助作詞
一、
大学は叡智の住みか をとめわが叡智のすみか
さんさんと日光注ぎ ほのぼのと月影にほひ
瑞陵(ずいりょう)の丘のあけくれ 澄み徹る叡智のすみか二、
大学は正義の城砦(とりで) をとめわが正義のとりで
ひ弱さをかなぐり捨てて くれなゐに血潮は燃えて
大空へ胸を張りつつ 護りぬく正義のとりで三、
大学は生命の泉 をとめわがいのちの泉
いにしへのあゆちのほとり 涌き出でし清水に似たり
ま玉手の玉手さしのべ 酌まむいざいのちの泉