楽園もどき
このところ、暑くても風はさわやかで、何かと過ごしやすい。こんな調子の季節が長引けばいいのだがなあ。奥庭の椅子に座って、漱石の「明暗」を読み進める間に、百個のれんがをちびちびと運んで、ついに全部を敷き詰めて、ささやかな楽園もどきを完成させた。ごらんの通り、これは写真の方が実際よりも、ちょっと見た目がいいかもな。
少し手前まで写すと、れんがが足りないからこんな風(笑)。でも、お金も時間も体力もないから、今回はひとまずここまでにしておこう。しばらく様子を見て、このままにしてもいいし、余裕ができたらもうちょっと手前までれんが敷きにしてもいい。
それにしても、ごらんのようにジンジャーもユリも勢いよく育っていて、庭は当分過密状態が続きそう。まあ、切り花には不自由しないか。
最近忙しすぎて、ニュースもろくに見てないのだが、都知事選では蓮舫さんをたたいて、現知事を持ち上げる発言が相次いでいるとか。出馬表明のときの雰囲気ではそんなことはなかったのに、どうやら経歴詐称その他で不利な材料しかない知事が、さまざまな対抗策をこうじているのだろうな。それしかやりそうがないのだろうが、みっともない。
国会も、維新や公明党の役割が絵に描いたように型通りの自民党にすりよりで、笑ってる場合じゃないが笑ってしまう。領収書の公開が十年後って、多分私は生きちゃおらんぞ。まったく何をそう、隠したいんだ。ふざけるなとしか言いようがないよ。
そう言えばアベ元首相を狙撃して死なせた犯人の情報が全然流れて来ず、異様なまでにほったらかされているらしい。統一教会関係の証言をさせたくないから、このまま拘置所で自殺でもしたことにされるんじゃないかと危惧している人たちもいる。まったく救いのない世の中だ。
とは言え、前進するしかない。バテないように気をつけながら。