気持ちをばっさり切り替えて。
◇明日は出身大学の研究会で出している、学術誌の合評会なので、今朝からあらためて収録された論文を読んでいます。それぞれ細かくて、スケール大きくて、わかりやすくて面白い。こういう研究が積み上げられていることに救いを感じるし、自分も及ばずながら、ああもっと勉強したいなあ。
◇そんなこんなでテレビはもちろん新聞もろくに見ていないのですが、小池都知事が民進党の候補者を選別するとか、何をもうえらそうに、あんた何さまだとしか言いようがない。
こんなこと放っておくんですか、民進党は。選挙の告示日までは、短いようで長いから、いろいろすることを考える暇はまだまだありますが、小池都知事は、きっとわざと選別をひきのばして、そういう動きを封じるんでしょう。それをまたマスメディアがショーみたいに騒ぐんでしょう。先のことがわかりすぎて、うんざりする。トロイ戦争のときのカッサンドラの気分だわ。
◇しかしさ、都知事が「公認してほしいなら」と踏み絵にするだろう安保法制や憲法についての見解は、とりもなおさず、こっちにとっても踏み絵だからな。ちゃんとした人が誰か、明らかにならざるを得ない。
たとえば板橋区のこの民進党議員のように。中妻じょうたというこの議員の方が、ツイッターで発信した文章です。
http://www.huffingtonpost.jp/jouta-nakatsuma/koike-yuriko-trust_a_23224881/
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民進党が小池百合子氏率いる政党と合流するという記事が各所から出ていますが、民進党所属議員である私のところには、現時点、党からの説明はなんら届いておりません。
とまれ、私の出処進退についての方針は確定しています。
私は、小池百合子氏が率いる政党には参加しません。
応援もしません。
小池百合子氏は、先般の都議会議員選挙の直前に都民ファーストの会代表に就任しながら、選挙終了直後、「都政に専念するため」と言って都民ファーストの会代表を辞任しました。
そして、都議選からわずか3ヶ月弱、小池百合子氏は「自ら代表として立ち上げる」と明言して、東京都庁で記者会見を行い、国政政党の結党宣言を行いました。
豊洲・築地両立方針の具体的議論も行わず、東京オリンピック・パラリンピックの準備も明らかに遅れており、都知事就任後1年半の実績と言えば、一回予算を組んだのみで、具体的成果はまだ何も出ていないというのに。
人口1300万人、全会計予算規模13兆円という巨大自治体の長という責任を、どのようにお考えですか?
公約には、美辞麗句が並んでいます。
しかし、小池百合子氏の最大の問題は、これまでの行動により
「信用できない」
ということなのです。
「信用がない」というのは、例えて言えば「かけるゼロ」ということです。
どれほどすばらしいことを言っても、それにゼロをかければ、やはりゼロです。
信用できない人が何を言っても、やはり信用できないのです。
故に、信用がないというのは致命的であり、失われた信用を取り戻すには非常な苦労が伴います。
民主党および民進党は、それでずっと苦労してきたのではありませんか?
前原誠司さん。
報道でしか伝わってこないので、どこまで事実かわかりませんが、現在ご自身が行っている行動は、苦しい中必死に民進党を支えてきた党員、サポーター、地方議員に対して、代表としての責任を全うした上での行動だと、胸を張って言えますか?
前原誠司さんにすべてを賭けて「All for All」の政策づくりに取り組んだ井手英策教授に、消費税増税凍結を訴える政党との合流を、どのように説明しますか?
安倍政権を倒すことが政治目的ですか?
それならば、安倍政権が終わったら、自分の政治生命が終わるということになりますね。
ちがうでしょう?
私の政治方針は「信頼できる政治を取り戻す」こと。
そして、国民・住民一人ひとりの立場に立った政治を作ることです。
失われた信頼を取り戻す方法は、地道に努力を続けて、少しずつご理解をいただく以外にありません。
そのような方向に向かわず、地方政治を軽視し、政治への信頼をさらに失わしめる小池百合子氏が率いる政党に、私は参加しませんし、応援もいたしません。
先ほど、私の父から、こんなメールが届きました。
「こんな情けない気持ちで寝る夜が来ようとは。
穣太さん、わが息子なら、城を枕に討ち死にする気概を見せてくれ。
骨は俺たち夫婦が拾う。
風頼みの凧政治家になってくれるな」
私は即座に
「もちろんです」
と返信しました^^
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◇北九州のキリスト教九条の会の方からは、明日から連日駅前に立って、安倍政権を支持する政党に投票するな、棄権をするなと訴えるという連絡が来ました。小池百合子も日本会議と言うことで、皆が彼女を反安倍だとだまされることを強く警戒し危惧しておられ、それぞれで、できる限りの何かをしようと呼びかけておられます。
もうね、こんな時に、ただの偏見みたいな冗談を言ってる場合じゃないですが、結局いかなる状況下でも断じてゆらがないのは、キリスト教徒と共産党員なんだよねえ。若かった私は、宗教も思想も嫌いで、しかし、だからこそ、