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無事に終わりました。

◇今日の九条の会の講演は、連休のまっただ中の上に、さまざまな他の団体の行事も重なっていて、どうなることかと思っていましたが、何とかそこそこ人も集り(40人ぐらいはいたのかな)私の講演も無事すみました。その後のリレートークでは発言者が熱心過ぎて、話が長くなったため、フロアの人たちはもっと対話がほしかった感じでした。こういうことはよくあるので、誰もが思う存分しゃべる機会や場所というのを、どう確保するのかが、難しいところだと思います。

◇ところで、今日の話の中で聞いたところでは、宗像の海岸で防災訓練という名目で、自衛隊が活動したり、宗像市の象徴みたいな城山(じょうやま)のてっぺんで、先日登山した人が、いきなり迷彩服に小銃を持った自衛隊の一小隊に遭遇したとか。それってちょっと白日夢めいて恐いですね。何かの訓練だったらしいのですが、警察も市役所も知らなかったとのことで、「今度そういうことがあったら報告して下さい」と警察の人は言ったそうですが、そういうのって市長や警察は、ちょっと抗議か質問かしとかんといかんのではないですかね。

◇盛り上がってるのか盛り上がってないのかわからない選挙は各党の準備も始まってる模様ですが、私はそもそもこの手の話題で必ず出てくるアベノミクスということばが大ッキライで、こうして書いただけでもブログが汚れそうな気がします。あんなことばを、のめのめ使わせているだけで、野党もマスメディアも国民も日本国も負けですよ。実体がないとかごまかしとかいう以前に、なーんかふまじめな遊んでる感じがしませんか?若者の就職とか女性の活躍とか低所得層を救うとか高齢者を守るとか、そういうことを真剣に考えて取り組んで行くときに、あんな語呂合わせみたいな、定義もちゃんとしてないことばを使ってたがいにわかったようなつもりになって議論するということ自体、まともな議員なら屈辱だと私は思いますけどね。

◇ずううううっと言ってきたことですが、秘密保護法にしろ原発にしろ集団的自衛権にしろ安部首相は、自分の信じることや望むことをきちんと訴えて、敵や味方を説得しようという気がはじめからおわりまで、まったくないらしいのが私は一番不愉快だし恐いです。戦争しても守らなければならないものがあるとか、私はどうしてもこうしたいのだとかいうことを、この人はまったく言いません。その場しのぎのごまかしで逃げて、かげでごそごそことを進めて「もうどうしようもないから」と強引に強行する。
私はもしかしたら一番絶望してるのは、自民党の内部にこんなやり方をくいとめる勢力が生まれなかったということかもしれない。やせても枯れても腐っても、戦後の日本を支えてきた巨大政党なら、いくら何でもこんなお粗末な雑な論理や哲学で暴走だか迷走だかするトップを、何とかする人たちがいていい、いないとおかしいと思う。

先週、福岡教育大学の裁判にも行って来て、その後で先生方に今の大学内の話もいろいろ聞いたのですが、何かそこにも似たような図式があって、まったくトップがそんなになってしまった責任は、国でも大学でも自治体でも同じですが、私たちにもあるんですかねえ。考えれば考えるほど何やら気がめいりますよ。

◇私の体調は悪くなってはいませんが、いまひとつなので、毎日のんびりしています。と言いつつ、家事も研究もすることは山積みで、時間は飛ぶように過ぎて行きます。
昨夜は、まだ元気な母と街に買い物に出かけて、方向音痴の彼女が道に迷ったのを、携帯電話で必死に誘導している夢を見ました。おかしくて暖かくて何だか淋しい夢でした。

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カツジ猫