甘かったかな見通しが
ここ数日仕事が行き詰まっている理由というのはいろいろだが、一つは家中にあまっていた古いハガキを友人たちに出しまくって次第に少なくなり、先は見えた底は打ったという感じが見えて来たので、この際一気に残ったものをファイルして、達成感にひたろうと思ったのが、まだまだ数がけっこう多くて、おいそれとはきれいに片づけられないのがわかって、イライラしてることがあるなあ。
おまけに、いつも行く写真屋さんで、ハガキサイズの写真がいっぱい入るファイルというのがあって、つい気に入って何冊か買ってしまい、それにハガキを入れて行ったら、かなりすっきり整理できそうで喜んでたんだけど…。
皆さん知ってました? いろんな催しや展覧会で売ってるような、きれいなハガキね、あれって微妙にサイズがちがうんですよ。一ミリもない差ですけど、これが、ファイルに微妙に入らないサイズのが出て来るんですねときどき。
ムカついて、はさみで端を切り落としたりしてたけど、きれいな名画のはそれもちょっともったいないし。で、結局入らないものがそこそこ出て来ちゃうのです。とっとと人に出そうと思っても、そういうのはちょっともったいなかったりして。
そのくせどこかの秘宝館で買ったような、わいせつな絵のハガキは、これがなぜかきれいに入ったりするのよねえ。まあどっちみち、これも人にはなかなか出せないから取っておくしかないんだけどさ。
今朝か昨日の毎日新聞のコラムで、藻谷浩介氏が、コロナウィルスの報道のしかたについて、「インフルエンザの方がむしろ危険で脅威なのに、まったくと言っていいほど報道されないのがおかしい。そして、このような騒ぎの陰に隠れて、裁判長の人事がおかしなことになっているのが気になる」(超意訳)みたいなことを書いていて、まったく同感。
夕方行ったスーパーの棚でも、マスクは売り切れてありませんでした。もちろん私は別のものを買いに行ったのですけどね。
しかし、ここまで感染者が増えたら、もう水際で食い止めるとかいう感じじゃないですよね。私はものすごく脳天気に楽観的かもしれませんが、こういうのを先憂後楽と言っていいのか迷いますけど、もはや安倍政権は先が見えていて、野党連合になるか自民党のよりましな誰かになるか知りませんが、新しい政権をになって、アベがぐちゃぐちゃにした国を復興するのに苦労するだろうなと、そっちがだんだん気になっています。
誰になるにしても、今のアベのようにマスメディアと再々すし食いには行かないでしょうから、テレビも新聞もちゃんと批判をするだろうし、新政権は大変だと思うのね。
そう思うと、今回の感染についても、もしアベ以外の人が担う政権だったら、どこまで対応できたかとか、つい考えてしまうわけで、あんまり無責任な悪口は言えないなあと思ってしまう。よって、この状態がどのくらいひどいもので、どのくらい政府の責任なのかは、なかなかわからない。原発事故の時と同様、あまりにも前例がなさすぎるから、比較もできない。
とは言え、自然災害の時もいつもそうだったけど、やっぱり会食に三時間、対策本部には八分とかいう首相動向を見ると、だろうなまたかよとは思うし、初めて専門家との会議を開いたとかニュースで聞くと、いろいろ正気の沙汰じゃないことは何となくわかるけど。
不思議なのは、これまでこういうことばっかりだったのに、それでも首相は何かやってる風に見せかけて、支持率は上がりがちだったのだが、今度はそうではないようで、新聞の政治風刺漫画や記事のトーンもどことなく変わって来ている感じがする。思えば小泉ブームの時も私がうんざりしていて、ふっと気づくと新聞や雑誌の論調が悪口ばかりになっていて、あららと驚いたものだった。これも、その兆しかな。まだわからないが。
感染者はまだ九州や四国では確認されていないようだが、そんなの時間の問題だろう。そろそろ町に行って映画も見たいが、どうしようかな。ちょっと迷う。
写真は私が小さいときに、田舎の家の壁に、ひなまつりになるとかけられていたお雛様。小さいひな壇のやつもあったのですが、さすがにそれはもうどこかに行ってしまいました。これは古びていますが、まだまだきれいです。そろそろ出して飾ってやらないと。