男のおもちゃ。
◇もっのすごーく、いかがわしいタイトルですけど(笑)。
キャラママさんの新築の家に居候しています。まだ家具もあまり入ってないのが、かえって面白いです。
何かかざるなら好きにしていいよと言われたので、道路に面した窓べに何かディスプレイしようと思って、防犯もかねて、うんと男の子っぽいものを何かおいたれと、今日、町に出たんで、さがしてみました。
でもさ、それで発見したんですが、デパートでもおしゃれな町でも、どこに行っても何の店でも、女性のかざるきれいなものは、もういいと思うほど、ほんとに死ぬほどあるんですよ。ぬいぐるみから花から香水からキッチン用品、大人っぽいもの子どもっぽいもの、ほんとに何から何まである。
ひきかえ、男性の遊び心を満足させる飾り物といったら、そもそもそんなスペースや店がチョー少ない。
こっちとしては何気なく、クルマや飛行機、機関車なんか、昆虫や魚、スポーツ用品、アウトドア用品、ロボット、酒、タバコ関係の品物をイメージしてたんですが、そーゆーものでも、飾って楽しめるものはあまりというより、ほとんどない。
だいたい、だから、デパートやなんかの男性用品売り場の階って、ほんとに商品がならんでるだけなんだよなー、感じとしちゃ。ディスプレイするような品物がないから、売り場を飾りつけられないのが、ありありわかって、ふかーくため息をついちゃった。
これじゃ、インテリアでも何でも女性の世界になってしまうよな。男のカッコいい、楽しい家ってすごく作りにくいんじゃないだろうか。
私もうほとんど、こうなったら、鹿の首かライフルかグラマーな美少女のフィギュアでも飾ろうかと思った。そういうものしかないんだもんな、男性が楽しめそうなものって。男はガンマニアかオタクになれと言われてるようなものじゃんか、この現状は。
男性だって、もの集めるのも飾るのも、ためこむのも好きだ。私は自分が男性に近い部分があるから、よくわかる。かわいい、はなやかなものよりも、ごつい、シャープな、実用をかねたものが好きだし。
で、狩りも戦争もしないとすれば、男の人たちが日常の中で楽しめる上質な、安い品物を、もっとどんどん作りださなきゃ、これはあまりに不公平だ。
多分、ある程度トシをとって、金持ちになったら、それなりのものはあるのかもしれないし、買えるのかもしれない。でも、どうなんだろ? それでも結局、ヤクザの親分のおうちに置いてあるような(映画で見た限りではだけど)、でかい派手な模様のツボぐらいしかないんじゃないかな、やっぱり。
それか、テレビで見る所ジョージの家とか、あんなんか。
うーん、ちょっと興味がわいたんで、本屋で男性向きの雑誌でもちょっと立ち読みしてみよっかな。
◇キャラママさん。
てなわけで、窓には酒びんの空いたのでも並べときます(笑)。
「魚の出てきた日」は、スペインの沖に水爆を積んだ飛行機が墜落したのを、とことんコメディタッチで描いた、よくできてるだけにこわーい映画でした。キャンディス・バーゲンが島に訪れる彫刻家で、きれいでしたねー。トム・コートネイが落ちた飛行機のパイロットで、カッコいい若手の名優なのに、さんざん笑わせてくれました。
残酷な映像とかまったくなくて、きれいな海の中の小さな島の素朴な人々の中のドタバタ喜劇なのに、最後の場面はほんとにぞっとさせられました。
ネタばれすると、タイトルのまんまです。
最初に、フラメンコダンサーが歌って踊って、その歌詞の最後が「ひとつわかっていること、この次は、この次は、スペインじゃないー♪」というんだよね。
もう、今見ると、身につまされるどころじゃなくて、恐すぎるかも。
ところで先週でしたっけ、深夜のBSテレビでお風呂マンガ「テルマエ・ロマエ」のアニメを見ました。
あるってことは知ってましたけど、見るのは初めて。なんか、ものすごく手抜きっちゃあそうですが、声優さんたちが普通にがんばってるし、手抜きなりに工夫した画面や映像で、けっこう楽しんで見ちゃいました。まー、原作がいいんでしょーねー。
もうすぐ公開されるらしいんで、楽しみです。あ、でも上戸彩さんは、さつきちゃんじゃないらしいですね。どういう話になるんだろうなあ。