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私も梅雨支度

※猫のモモちゃんが死んで居なくなってから(と言っても何だかまだ庭の何処かを歩いて居るようでならないのですが)実家に帰る回数がすっかり減りました。母の夏の下着やパジャマを実家に置いて居るのですが、まだ良いだろうと油断して居たらすっかり暑く成ってしまい、慌てて近くの店で取り敢えず何枚か買って持って行ったら、今度は此処数日、夜などは寒くて、まだ冬のパジャマで充分の様でも有り・・・困ってしまいます。(笑)

※じゅうばこさん

「女性手帳」の発想は本当に吐息をつきたくなる思いです。私も今回の慰安婦問題発言は、多分発言された方と似た様な結果の予測をして居ました。あそこまで強い反発が有るとは思って居ませんでした。色々腹立たしい事は限りが無いのですが、でも、私の思って居た以上に世間の感覚はまっとうに成って居たのかと驚くし、嬉しくもあります。
でも、その一方で「女性手帳」ですからね。此の国の基準は本当に予測がつきません。

半月程前でしたかしら、近所のバスセンターでバスを待って居ましたら初老の女性から話し掛けられ(知らない方です)他愛ない世間話をしたのですが、その時に「御子さんは?」と聞かれて「結婚していないので、子どもは居ないんですよ」と言いましたら、「まあ、それはお淋しいですね、それはお淋しいですね」と何度も繰り返されました。
一度なら口が滑ったも有りますが、半ば独り言の様に何度も言われるので「淋しいと思った事はないですねえ」と笑って居たのですが、あれは一体何だったのでしょう。

※悪い方ではないようでしたし、悪意があっての事ではないのでしょうが、この方の頭の中では「子どもの居ない人生は不完全で不幸で欠陥商品」と言う事がゆらぎなく有るのでしょうね。
私は少し不思議に思うのですが、其れ程までに「子を持たない女は欠陥人間」と言う感覚を御持ちなら、見ず知らずの相手になぜそんな重大な事を聞くのでしょう。「不治の病で死にかけておいでですか」「犯罪を犯して刑務所にいらしたのですか」とも聞いたりなさるのでしょうか。勿論そのどちらも私は恥とは思っていませんが、其の方の感覚では、そういう事はお聞きになるまいと思います。

恥ずかしい、忌むべき事で有りながら、其れを公開させる事には全く遠慮をしなくて良いと言う、此の常識はつくづく異様ですね。
私は昔からこういう人には慣れて居るので別に腹も立たなかったのですが、後になって、矢張りあれではいけなかったかしら、私の方も「御子さんは居られるのですか。まあ大変ですね、御苦労が絶えませんね」「結婚なさったのですか、なぜ離婚なさらなかったのですか」と聞いて差し上げるのが礼儀作法と言う物だったかも知れないとふと思ったりしました。(笑)

※朝から、赤の他人から自分の人生を否定された気持の悪さは一日付き纏いました。相手にもそれと同じだけの不快感は返して差し上げるべきだったと後になる程思いました。
「女性手帳」の配布などが思い付かれる背景には、確かにあの様な臆面もなく疑いもなく存在する価値観がまだまだ泥水の様に世間のあちこちに溜まって居る事も有るのだろうと思います。

憲法問題も人権もすべてそうですが、全く今は乱戦状態ですね。

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カツジ猫