芭蕉の木
◎今日の授業で、松尾芭蕉が庭の芭蕉を愛した話をして、しかし、あの芭蕉というのは要するにバナナの木で、にょきにょきでかくなるし、熱帯雨林から来た化け物みたいな派手な木で、あんなのが好きな芭蕉(人間の方)が、そんなあなた、地味で渋い人のわけがない、と言ったところ、最後の感想でまた何人かが、「この授業で芭蕉という人のイメージがひっくりかえりつづけています」とか書いてきて、若干びびりながら、しかしあなた、これが芭蕉の木だよ、と念を押す意味で、画像を紹介。さあどうだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/kmphn238/29372214.html
リンクしている「北窓書屋」さんのブログから拝借した画像です。ちなみに、この画像の芭蕉=バナナは、まだ小さくてかわいくて、写真もきれいにとれているので、そんなに恐くないですが、やがてすぐに、この数倍の大きさ高さになるんだからなもう。そして庭中に広がって手のつけようもなくなるんだから。
これは数年前の画像ですが、北窓主人さんも多分今ごろは、庭からバナナを駆除するのに追われているはずです。それはもう本当に、ただならぬ生命力です。「星の王子さま」のバオバブに相通ずるものがある。
ついでに言うと、北窓書屋さんのブログは、何もバナナだけではなく、大変忙しい仕事の合間をぬった、ものすごい読書の記録で、学生の皆さんにはいろいろと刺激や参考になると思いますよ。
◎ゆきうさぎさんから預かった、猫のモモちゃんは落ち着いて静かに暮らしています。さっき行ってみたら、ダンボールの箱に入れてやった毛布の上で寝ていました。そして私について台所に来て、シナモン猫にふううとうなられていましたが、別に騒ぎもせず、私がかんづめを開けてやると、急いでついて来て自分のへやで食べて今また寝たようです。実に手がかかりません。
田舎の家でずっと一ぴきで暮らしていて淋しかったから、人や猫の気配のする今の環境は好きなのかもしれませんね。そうだったら、いいのですが。
もう少し家が片づいたら、ゆきうさぎさんのお母さんをお連れして、モモちゃんと会わせてあげたいと思っています。