若者の未来
私もつくづく我ながら自分が気にしてもしょうがないし、まったく多分何の役にもたたないことを四方八方気にしすぎなんだけど、原爆忌のこととか考えていてヒロシマつながりで、プロ野球の広島カープのことが、それとなくずっと気になってたのをまた思い出した。
元教え子やら元同僚やら、以前の入院仲間できれいで元気で立派なひとで亡くなってしまったカープ女子やら、何となくすることなすこと気に入っているホークスの柳田選手やら(笑)、けっこう回りや遠近にカープのファンは多い。地元じゃないし、あんまり詳しいニュースが入って来ないのだが、少し前の絶大な人気が衰えて、球場の客の入りも悪いし、ファンも減ってるとか言う。選手はがんばって試合はちゃんと勝ってるようだが、例のゾンビたばこ事件と、それに対する球団の対応が、いまひとつしゃきっとしないのが、皆を遠のかせているらしい。
警察の捜査もあってるようだし、あまりにも例のない事態だから、球団の対応もメディアの姿勢も何となくはっきりしない。こんなことに関心抱きすぎて首をつっこんだらまた大変なことになるから、私も静観してるけど、何となくイライラはする。この件で一人だけ逮捕されて球団もやめさせられたらしい新人の羽月選手のことも気になる。誰もがあまり触れたがらないのもしかたがないが、それだけ本人もSNSでの発言とか見てると迷走してそうなのがつらい。
彼の麻薬中毒の状況が告発されたのは心配した家族の通報だったというのが、また切ない。救いがないというよりも、市民としても家族としてもまっとうな対応をされたのに、それが宙に浮いて報われないのも何となく腹立たしい。
高校野球を見ていても思うが、甲子園に来るのもプロに入るのも、そこで注目されるのもひとにぎりの中のひとつまみだ。新人としてそこまでの位置をつかみかけていた羽月選手は家族にとってはきっと大切に育てて来た、自慢で喜びで誇りの息子だったろう。その将来も託してプロの世界にも球団にも送り出したのだろうに、そこに行かなかったらひょっとして一生縁がなかったかもしれない麻薬中毒に、それもチームメイトたちに誘われて関わってしまうことになったなんて、親としては本当に笑えない、涙も出ないことだろう。
こんなの自己責任で片づけられちゃたまらない。球団も社会も、同僚もファンも何してるんだとつい思う。福岡県議会のていたらくや山上被告への黙殺をつい連想する私もそりゃあんまりかもしれないが、前途有為の若者を、処罰は処罰で何とかちゃんと救ってやれよ。見たくないものから目をそらし、臭いと思ったものには蓋をして、なかったことにして遠ざかるなよ。そんな若者を生んだ土壌を徹底的に改善する自浄作用がなくて、若者にも年寄りにも成功者にも脱落者にも、プロ野球にもこの国にも、前途に何の希望があるんだよ。
やれやれ、久しぶりにオールスターの栗原・高橋両選手の笑えるバッテリーの話でも書いて息抜きをするつもりだったのに、前置きの話でこの長さかよ。しょうがないから、続きはなるべく早くまた。ちなみに猫のカツジの霊魂も、そろそろ登場させろとにゃあにゃあうるさいし、ちょっと一日というか一回水やりをサボっただけで、玄関先のネコヤナギはまたこれ見よがしにしょぼんとしてるし、私の老後って、いったいぜんたい何なんだろう。
