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衆院選に向けて。

◇先日の「オールむなかた」の会議で、国会解散と選挙に向けて、市民や政党に渡す文章がほしいという声があり、皆で書いてみることになって、私もちょっと作ってみました。

抽象的すぎるかもしれないので、地元では使ってもらえるかどうかわかりません。
その分、どこでも応用できそうなので、こちらにアップしておきます。
よろしかったら、ご自由に利用して下さい。改竄切り張りもどうぞ(笑)。

ただし、細かいまちがいがあるかもしれないので、そこのところはチェックをどうぞ。

◇A4に、ぎりぎりおさまりますが、タイトルを入れる余白はありません。適当にご工夫を。

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 70年前、二つの原子爆弾や激しい空襲、また遠く離れた国々での戦闘によって、私たち日本人はたくさんの愛するものを奪われ、また他者からも奪いました。
 もう二度と、そのような悲劇をくり返してはならないという思いで、この国と私たちは今日まで歩んで来ました。
 そのためにどうしたらいいのか、さまざまな意見のちがいはありました。しかし、保守と革新、改憲と護憲、さまざまな立場や意見のちがいはあっても、政治家も市民も、それぞれの場でルールは守って議論し、決定してきました。



 現在の安倍政権は、そのような点で、これまでの政権とはまったく異質です。
 しばしば指摘されるように、それはもう以前の自民党とは大きく異なり、あらゆる点で政治というものの体をなしていません。
 究極にして最大の目標と言われる改憲にしても、安倍首相は選挙時にも国会でも決してまともに野党や国民を説得しようとせず、むしろ自らの意図を隠して、禁じ手と言われる方策を用いることで関連法を成立させてきました。
 その目線は決して弱い者に注がれることなく、国民は選挙でだましてその後のしたい放題をする口実になる票数としてしか見ていないことが、口から出まかせの発言の数々にも見てとれます。
 報道機関をはじめ少しでも抵抗する者に対しては、力で黙らせる露骨な手法も、これまでのどの政権にも見られなかったことでした。



 政党の皆さん、市民の皆さん。
 私たちは、あえて言います。あらゆる意見や立場のちがいは、いったんわきにおきましょう。
 意見のちがいは話し合えばいい。立場のちがいは歩み寄ることも可能です。
 今、安倍政権のしていることは、私たちのすべてが、歴史の中で築きあげ守ってきた、話し合いをしてよりよい結論を得ようとする基本的なルールを、あらゆる点で破壊し蹂躙するものです。
 加計・森友問題の追求を逃れるためだけに、国際的な緊張状態さえも解決しようとするより利用して、前代未聞の所信表明も質疑応答もないままの冒頭からの国会解散を行おうとするのは、そのような姿勢の行きつく先です。
 ここで息の根をとめなかったら、この政権が私たちを連れて行く、さらなる最後の行きつく先は、民主主義の終焉と独裁政治に他なりません。
 この政権を倒すために、あらゆる勢力、あらゆる個人が、全力を結集することが緊急に必要です。
 そのための、どのような努力も決意も、どうか決して惜しまないで下さい。
                                 2017年9月  市民連合オールむなかた一同

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