責任のがれ。
◇キャラママさんはわかってて書いていないのか、実はひじょーにウブで、その年になってまだ気づいてないのか、どっちか知りませんが、原発シニア隊への対応、大学、文科省、すべての件はたったひとつの説明つうか、漢字二文字とひらがな三つで片づきますやんね。
「責任のがれ」ってやつですよ(笑)。
「私はとめたんです」って言いたいだけなんでしょ、何かあった時に。自分の方から「これはどうだ」と言っといて、でも相手に「あんたがやろうと言ったんだからな、おれ知らね」と言う保障を作っておきたいだけなんでしょ。だから、いやが上にもあれこれ言って、「自分の知ったことじゃない、自分はこれだけとめました」と、あとで言い訳できる資料をしこたま、ためこんでおこうとする。保身。小心。みじめで、みっともないったらない。
警戒区域に動物救援のボランティアをなかなか入れたがらないのも、それでしょ。「何かあった時に自分が責任とらされるのが恐いから」につきる。
こういう人たちは、おっしゃるように、いいアイディアや、人のやる気を殺して消してしまう「責任」については、なーんも感じていないんでしょう。ていうか、アイディアややる気と無縁の人生送ってるから、それがどんなもんかもわからんのでしょう。それの、こわれやすさも、消えやすさも、貴重さも、どれだけ人や世界を救うかも。
あーもう、こんな連中つくづく、まとめてごみ箱に放りこむか、いっそシュレッダーにかけたい。でも、こま切れにしても焼いても、その灰が濃縮してまた害になりそうな気がしてしまうのは、原発報道の影響だろうか。
◇今日ふらっと映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」を見てきました。リアルなのとはちゃめちゃなのとのさじかげんがコツみたいなシリーズですけど、けっこうバランスよくできてました。人魚は皆、魅力的だったけど、ハイパー人魚に変身したときは少々笑いました。ジャック・スパロウはジョニー・デップによくはまってます…って逆かいな、それは。
あ、ひとつ気になったのは「八つの鐘が鳴る時」って字幕、そりゃ何だ? 「八点鐘」って航海用語がわかりにくいからって、「八つの鐘」でも、どうせわからないんだから、ちゃんと専門用語を使っておけよ。「八点鐘が鳴る時」って、アリステア・マクリーンの名作冒険小説が泣くぞ。ちなみに戸田奈津子さんだったから、またあっちこっちでいろいろ言われるだろうなあ。気の毒だけど同情できないや。