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貴重な一日

◎今日も含めてこの週末は、珍しくあまり予定が入っていません。授業ノートや栗拾い、その他もろもろの仕事を片づける絶好の機会です。
なのに、朝からパソコンの調子が悪く(コードが外れていましたから私の責任。しかし、いつどうやって外れたのやら)、じんましんは出るわ、腰は痛むわ、どうもしょっぱなから出足をくじかれています。

◎以前にこだわっていた、地元の自治体が世界遺産をめざす女人禁制の地についてですが、情報をひとつふたつ。

私の教育大での講演を聞いたお一人が「先生、ずいぶん遠慮して発言しておられたわね~」と言われたそうで、よっぽど「まだまだ言いたいことがある」顔をしていたんでしょうね。そうですが。(笑)

九条の会で雑談のとき、ちょっとこの件について言ったら、ある方が「いったい、どなたが、どこが、あの話はおしすすめようとしておられるんでしょう。それがわからないです」「考古学者の吉村作治さんが以前この近くで講演されて、世界遺産のことも言われたとき、フロアから『女人禁制の場所を世界遺産にするのはいいんですか』という疑問の発言がありました」と言われました。

吉村さんは立派なお仕事をされていますが、この世界遺産のことについては「地元でもっと運動を」などと以前に発言されているのを新聞で読んだことがあり、前にも書いたように、こんなことを推進していたら地元で混乱や分裂が起こるのは必至で(私も、望まないけれど、その分裂や混乱につながる抗議や反対運動をせざるを得ないと思っているし)、そこそこ無事にやっている自治体に何でそういう紛争の火種をまくんだ、地域との対立や抗争をさけてひっそり暮らしたいと願っている金も力もない年寄り(私のことです)の老後を何で危険にさらすんだ、そういうことを考えて発言しているのか、責任をとる気があるのか、と、つくづく恨めしく思っていたので、そんな質問をして下さった方に、本当に感謝しています。

で、「誰がすすめようとしているんですか」とのことですが、ある方のお話では「地元の自治体よりも、むしろ県じゃないですか。そこがやれやれと下ろしてきているのでは」ということです。
未確認情報ですから何とも言えませんが、もしもそうなら、福岡県は男女共生の問題について、その程度の認識で動いてるんですか。卑下するわけではないけれど、うちの自治体ならまだ、田舎の素朴で仕事熱心な公務員が問題の重要さを知らないまま、こんなことを思いついたのかもしれないと(思いついたきっかけだけに限っては)許せる要素もある気はしますが、万一、県の意向なのなら、えらそうに九州の代表みたいな顔して文化度もそこそこ高そうな態度をとっているのが、いかに底が浅くて見てくれだけか、もう見え見えですね。まあ、その福岡県民の一人である私にも責任はあるわけですが。知事に質問してやろうかしらん。質問箱ぐらいどっかにあるだろう。

昨日、別の方に聞いた話では、その方はうちの自治体の事業仕分けのようなものに関わっておられるので、その席で、この世界遺産の推進について、かなり予算も使っているので、あまり見込みがないのなら期間をくぎって打ち切るべきだと意見を述べられたそうです。そうか、私の貴重な年金からしぼりとった市民税もそういう宣伝費に使われているのか。わかってはいたが、あらためて腹が立つ。
その方は、駅前で女子高校生が世界遺産の話をしていて、「でもあれ、私たちは(女だから)行けないのよね」と言っていたのを小耳にはさんだとかで、「彼女らにそういう話をさせ、男女差別を容認させるような、そういう場所を世界遺産にしようという活動をするべきではないのでは」とも発言されたそうで、これも本当に感謝しています。

九条の会では、私が「賛成の方もおられると思うから、決して私に同調しないで下さい」と変なお願いをしたので、ある方からは「男性が入学できない女子大などもあるのだから、文化として認めてもいいのでは」との意見もありました。時間がなかったので私の反論はしなかったのですが、このことについても、他のことについても、まだまだ考えたり書いたり言ったりすることはあるので、ぼちぼち、ここでも書いていきますね。

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カツジ猫