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酷暑が続く。

◇ハガキが62円に値上がりしたのは、そりゃ気にくわんけど、値上げしたのならせめて、62円のきれいな記念切手とかじゃんじゃん発売してくんないなかあ。近くの郵便局で売りきれてるだけかしら。

昨日、携帯の留守電を聞いたら、田舎の知人からお中元が届きましたというお礼だった。南無三、毎年持参するのだが、今年はいろいろあって帰れそうになく、デパートからお菓子を送っていたのだった。「少し日にちがかかると思います」と言われて「かまいませんよー」と言っていたのだが、あっという間に日が過ぎて、もう発送してくれたらしい。
で、ハガキでも出してごあいさつをと思うけど、ハガキも切手も山ほどあったはずなのに、見つかるのは、以前誰かの葬儀の時に使った弔問用の50円切手だけ。これじゃあんまりまずかろう。と思っている内、またご挨拶が遅れてしまう。うー。

◇今朝は例によって、お日様から逃げながら上の家の前庭の笹退治にいそしんだ。どのくらい根まで退治できているのかわからないけど、何とか少しすっきりなった。しかし、あまりにも暑いので、ばてないように気をつけなければならない。

私の母は、ときどきめちゃくちゃな偏見めいた考察をする人で、寒い国の人は厳しい自然と向き合っているから働き者で、暑い国の人は何もしなくても生きていけるから怠け者になるとか言っていた。それ自体怪しいけど、かりにそうだとしても、それはハワイかどっかのように適度に快い暑さのことであって(それでも「ハワイファイブオー」のスティーヴやダニーは聞いたら怒るだろう)、アラビアのロレンスのいた砂漠とか、ここしばらくの日本の熱波では、暑さだって寒さ同様、緊張して向き合って戦わなければならない、厳しい自然だよなあ。
母はまた、「一番暑いのは宇佐神宮のお祭りがある7月末と8月初の三日間あたりで、それからは何となく夏も峠を越えて、しのぎやすくなる」とよく言ってた。これはそうかもしれない。というか、そうあってほしいものだ。

笹と格闘していると、近くの林からウグイスの声が聞こえてきた。このごろ時々鳴いている。そりゃウグイスだって、春しか鳴かないものでもないから当然だろうが、真夏にあのホーホケキョを聞くのも変な気がする。避暑地に行ってるはずの近所のお屋敷のご令嬢と出くわしたような気分になる。

◇この前行った美容院で、ミントの香りのする涼しいシャンプーというのが、最後の一個になっていたのを買って来た。今日は仕事が一段落したら、上の家の、片づけおわってきれいになったお風呂で、それを使って髪を洗おうと思っている♪

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カツジ猫