野良猫と赤いバケツ
実はこの間、野良猫の糞害はずっと続いていて、どんなに庭をきれいにしても、どこかに糞をしています。
今のところはスコップですくって、道路を隔てた前の藪(猫たちはそこを主なトイレにしている)の中に捨てていたのですが、このままではその内にぶちきれて、餌をやっておられるお宅の庭に放りこみそうで、自分が恐い。それでトラブルにでもなったら、きっと何年も何十年も後を引いて、とりかえしのつかないことになる。
そこで、もう徹底的に前向きに対応してみることにした。猫の糞を見つけたらティッシュでくるんで小さいビニール袋に入れてくくって、切った草や枝を入れておくゴミ袋に放りこんでおくことにしようと決めたのだ。
それで、庭のあちこちにその小さいビニール袋とティッシュを入れておいておく、蓋つきのバケツをいくつか買った。怒りと決意をこめて、うんと目立つ真っ赤なバケツにした。
だいたいそういうのは吸い殻入れ用になっていて、でかでかと文字が書いてある。
その文字を赤のテープで消して、あちこちにおいた。この場合、中に入れておく紙がトイレットペーパーではなく、ティッシュの箱なのが味噌である。ティッシュの方が丈夫だし、トイレには流せないので、余りがちだったからちょうどよかったのだ。
例によってネットで購入したので、そっくりのバケツでも、メーカーによって微妙にデザインがちがうのも面白い。
おかしなことに、その頃から猫が糞をしなくなって、なかなかこのシステムを使う機会がない。しかし絶対このまますむはずがないので、ゆめゆめ油断はしていない。