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雀の涙

いっつも思うんですけど、何でテレビ特にNHKは災害の警報や注意報を、遠い地方にまで長々流すんでしょうね。
 いや、北陸の大雨や水害は心配だし、そこの方々がどうしておられるか気にはなりますよ、とても。だからって、いったい何をめざしてテレビは、朝から何時間も川や海に近寄るな、家の中では二階に上がるかこたつの上に乗れとか、同じことを必死で叫び続けるんでしょう。九州北部の人間に。

何かしたくても、できることなんかないですよ。護摩壇作って祈祷でもしとけって言うんですか。こちらは今日の天気とか、行事の予定とか、それなりにさしせまった知りたいこともあるんです。それが全部、何時間もわからない。ずっと何の情報も得られないまま。

筒井康隆の小説「虚人たち」で、妻と娘が同時に別々の悪人に誘拐され、どっちを助けに行こうにも行けない話なんかを、つい思い出す。ひとつの情報だけを押しつけて、他の知りたいことは、ずっと手がかりさえも与えないまま。戦争とか戒厳令とか情報統制とかが起こったら、こうなるんでしょうか。あ、今でも全国で毎日行われている高市ヤメロの集会やデモについて、まったく報道しないメディアだから、驚くことでもないのかな。

朝からもう、テレビはつけていませんが、こういう全国報道に、何を求められてるのか、どういうメリットがあるのか、どなたかわかるなら、ぜひ教えて下さい。

あいかわらず、片づけは進まない。来年度で非常勤はやめる予定なので、授業用に買ったコミックや絵本を、大学の事務室に持って行って先生方にさしあげようかと思っていたが、何だかかえってご迷惑かもしれないし、私も運ぶのがめんどうになって来て、昨日文庫本を売っ飛ばしたブックオフに、他の本も持って行こうかと考え始めた。

私にとってはどれも大事な本だし、思い出もあるけど、そんなのもらっても同じように活用してくれる人にそうそう渡るものではなく、小金稼ぎに徹する方が手っ取り早いという気になりつつある。保存状態はいいから、まあわずかでも値はつくだろう。とにかく今は一刻も早く、家の中から物を放出しなければ。おいやじゃないのかな、と気を使いながら、もらっていただくのは、おたがいに不幸なことかもしれないし。大学には、よっぽどブックオフで買ってもらえそうにない、専門雑誌などだけ持って行くことにする。

草間彌生さんが亡くなったのか。ものすごく好きというのではないが、作品を見るたび、いつも妙な元気をもらっていた。これ、多分、草間さんの作品だと思うんだけど、ひょっとちがったらごめんなさい。ずっと以前に市立美術館に行ったとき、撮影していいコーナーにあって、何だかうれしくて笑いながら撮ってしまった作品です。

今ネットで確認したら、やっぱりそうでした。そりゃこんなの、他の人には作れないよね。

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カツジ猫