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雄々しさ。

◇台風が来ているのかどうか、雨は降っていないが怪しい空模様だ。どきどきしながら、洗濯物を干したままにしている。

◇注文していた、森村桂関係の本数冊が届いた。母親といっしょに書いたヒマラヤ行きの本、ご夫君が書いた追悼記、いろいろと切実で重苦しく、こちらも闇に引きこまれそうになる。
ご夫君は彼女は作家というよりも自分自身を切り売りするような文章を書いていた人と書いている。その通りだが、私はそれだからこそ、彼女は誰よりも作家だったのではないかと思う。お母さんもご夫君も皆、彼女とともに全力で生きたし、彼女を支えたのだと、つくづく思う。
作家とか芸術家とは、もともとこうした、不幸だし、人を不幸にするものだろう。自分自身にも重なるところを多く感じるだけに、切ないが、雄々しい生き方だとも感じてしまう。

◇上の家の白黒猫のマキちゃんは、落ちついている。やっぱりよその猫に侵入されてパニックになっていたのだろう。耳のでこぼこも何となく元に戻ってよくなったようだ。

◇「お買い物と文学」が次々書けてしまって困る。ついでに、このテーマで本を棚に集めて行くと、自然と書庫も片づいて行く。しかし、七月になったし、もう本当に専門の勉強にとりかからないと、どうしようもない!

そうそう、「女装するアキレス」の項を、少し補充しています。ご確認下さい。

https://blogs.yahoo.co.jp/yukiusagitei/65020395.html

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カツジ猫