雪景色&雪かき
◎大晦日もすごかったですが、この前の木曜の深夜から金曜の明け方にかけての雪も見ものでした。例によって、寝室がわりのクロゼットの窓から夜中にのぞいてみたところ、森も道もまっ白で、電線までが夜目に白く空を横切っていて、つまり風がないので、電線にまで雪が積もっているのでした。
明け方の新聞配達の人もバイクではなく車で来ておられるような、と夢見心地で外を見ていたのですが、朝起きて外に出ると、新聞配達の方の足跡もまったくなくて、新聞が来た後でまたひとしきり降ったのでしょう。
金曜はわりと遠くの町で10時から講座があり、いつもはバスで行くのですが、さすがにより確実な電車で行きました。
帰っても雪は溶けていないどころか、屋根からすべりおちた雪がウッドデッキと駐車スペースにうずたかく山脈のような巨大な雪の山を作っていました。
前の雪の時、隣家の庭で同じような雪の山がいつまでも溶けなかったのを思い出し、これは放っておくと固まってえらいことになると、やわらかい今のうちに雪かきをすることにしました。シャベルもどこかにあったのですが、面倒なので、そのへんの移植ごてで月光の下、ざくざく雪を削っては捨て、何とか崩してわきによけました。
玄関前にも雪の山ができていて、雪だるまを作ろうか、かまくらを作ってカツジ猫を入れようかなどと、のんきなことを考えていたのですが、それどころではなくなって、ここも掘り崩して、やっと道をつけました。
今日はうってかわった暖かさで雪もあらかた溶けましたが、駐車スペースのわきに積み上げた雪の塊の山や、玄関先の雪山はまだしっかり残っています。つかんで、金網ごしにカツジ猫の前においてやりましたが、あまり面白がりませんでした。(笑)
彼は最近、ますます首の毛がふさふさしてきて、大きなショールをまきつけているようです。
◎また、あらためてお知らせしますが、私が勤務していた大学で、年俸の切り下げ、ボーナスや退職金のカットが行われ、その手続きがいろいろと問題があって、数人の先生が代表となって大学を訴えて、1月30日10時から福岡地裁で第一回公判が行われます。新聞等でも報道されたので、見られた方もおられるでしょう。
私はもうこの数年間、いや10年近く、大学教員の労働条件、勤務状態がどんなに苛酷で予算が貧困かについて、周囲の人に何度も話してきたのですが、いくら言っても、「大学の先生は恵まれていてうらやましい」という反応しか返らず、本当に絶望しています。過労死としか思えない死に方をする人が続出し、ぎりぎりの限界まで身体も心も追いつめられているのに、その苦しみ自体をまったく認めてもらえない、この実状を、見ようともしない人の多さに私はもう疲れはてました。
この裁判は、そこの大学固有の問題も大きいですが、背景には大学がこの10年ほどの間にずっとおかれている、先の見えない救いのない状況があります。そのことが少しでも世の中に伝わればいいと思っているのですが。
とにかく30日には私も傍聴に行く予定です。関心がおありの方はどうぞお越し下さい。