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13日の金曜日です(笑)。

いまのところは何とか無事におわりそう。

東電がメルトダウンを認めたのって、けっこう衝撃的なニュースと思うんだけど、今朝の新聞はひかえめにしか報道してなかった。逆に心配になるなー、よっぽど状況悪いんじゃないのかって。

福島の下水の汚泥からセシウムかなんかが出て、それを原料にしたセメントがもう流通してるとか言われたら、さすがに恐い。まー、はじめからわかってたことではあるけど、西日本も九州も、こんなことがつづいたら、どっちみち無事ではすむわけがない。

しかしほんとにメルトダウンなら、危ないのは地球規模じゃないのか。だったら各国もせいぜい必死でくいとめる方法を考えて協力しはじめそうなものだが、そうもなっていないのは、まだ大丈夫ってことなのか。

これでもかっていうぐらい、原発の危険さを見せつけられているわけだけど、それでもまだ、原子力発電をつづけようという声があるのが信じられない。私は決して迷信家じゃないけど、最近じゃもうそういう意見を耳にし目にすると、神か地球か未来の人類の霊魂か(あるんかそんなもん)まあ何でもいいが、そういうたぐいのものが、「ふーん、まだわかってないのか、じゃもうちょっと、被害を出さなくちゃいかんな」とか、どっかで判断してそうで、みょーにもう、命がちぢむ思いがする。

だいたい、ふしぎでならないが、これ以後原発を作るんでも動かすんでも、「いいです」という地元自治体があるか、どこかに? これだけのこと見せつけられてて。
そして、今回よくわかったけど、こういうの、地元自治体の了承だけでいいわきゃないだろーが。これからは。30キロだの50キロだの、飯館村のことなんか考えたら、気流や海流やでどこにどう影響が出るかもわからん、そのすべての可能性のある遠方の自治体までが、「わかりました、いいです」と言わなかったら、作れるわけがないだろーが、そんなもん。

いくら電気が不足で不便になるとかおどかされても、原発を近くに作っていいですよと、こんな目にあった国民の誰かが一体言うと思うのか。それこそ、想定外だろうよ。

私は昔っから原発には反対だ。けど、かりにこの際、賛成だとして、これからも作りたいとして、いったいどうやって、原子力発電所を新たに作ることができるのか、どう考えても見通しがたたない。それはもう、科学や哲学や想像力以前の、ごくふつーの常識というもんではなかろうか。まだ原発を作ろう、原子力発電に頼ろうとする人たちって、いったいテレビも新聞も見ていないのか。そうとしかでも考えられないぞ。

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カツジ猫