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ご報告。

◇今日の、むなかた九条の会主催「平和と民主主義を考えるつどい」は、久しぶりに100名近い参加者で、午後の分科会でも充実した話し合いがされました。私が参加した「憲法カフェ」では、「状況を考えると、じっとしていられず、一人であちこちで街頭演説している」という人、「世界の人とつながって九条をもとに平和を築きたい」と語る人、「戦時立法が成立すると、若者だけでなく40、50代の人たちも有能な技術者としてかり出される」と指摘する人、「自分の父も戦死したが、どうやら餓死だったらしい」と話す人、「子どもたちに何とかして、戦争の危険を話したい」という人、「他国に侵略するには補給路の確保のために10倍の戦力が必要と言われる。後方支援は重要な軍事行動だ」と話す人、などなど、「もう一時間ほど時間があったらよかった、もっと話したかった」という声もありました。
また、辺野古に行って現地を見てきた人たちからの、「沖縄の怒りは熱い。この戦いが終わることはあり得ないと感じた」などの報告が、DVDや写真パネルなどで紹介されました。

ところで、自民党の改憲漫画がネットで笑いものになっていることを私が話して、「その前に出された自民党の憲法草案も同じように、相当ひどくて、自民党に行けばただでくれるらしいから、もらって来て学習資料にしようかと話している」と言ったら、参加者のひとりが、「あれはもう配布していないようだ。自分ももらいに行ったが、もうないと言われた。あまりに評判が悪いので、自民党としてはもうあれはなかったことにしたいということのようだ」と教えてくれました。しかし、あの漫画を見る限り、草案の姿勢は全然変わっていないようなんだけどな。

◇午前の部の全体集会での天久弁護士の話も、わかりやすくて、勉強になりました。仲井真知事が当選した時の選対本部長で、ばりばりの自民党だった翁長さんの決意のほども、よくわかったし、民主党の鳩山さんは批判もされるけど、それなりによくやってくれたという感謝の気持ちも沖縄では皆が持っていて、集会にも参加してくれて、おたがい悪い感じではないという話もあって、うれしかったです。

マスメディアの、あいまいでぼやけた報道や、政府や首相の言語や論理を破壊しているとしか思えないような発言とちがって、このような話を聞いていると、ひっくりかえっていた世界の姿が静かにもとに戻り、ひとり一人の人物像が、納得できるかたちでしっかりと見えてくるのが、とてもうれしいです。

◇私が午前中の全体集会でしたあいさつと、憲法カフェで助言者としてした発言の一部を、紹介しておきます。長くなりますので、「九条の会関係資料」の書棚に入れておきます。(←あらら、まちがって、こっちの書棚に入れちゃった。まあいいか。その内に移します。)

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カツジ猫