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ふっ…

朝っぱらから、いきなりパソコンのマウスのカーソルが動かなくなった。
一応、担当者に電話したものの、まあパソコンが使えなかったら、他にする仕事は山ほどあるし、数日ネットもメールもなしの世界で暮らすのもいいぞ、とわくわくしていたら、電話の遠隔操作で、すぐに直って、カーソルはぴちぴち元気に動くようになった。はあもう、うれしいような、おかしいような。

宮古島の市長選挙で、野党の共闘が実って、自民党系の市長が落選し、新市長が誕生したとか、スガ内閣の支持率が30%台になったとか、いいニュースはいろいろあるが、それと同じくらい、コロナに関する状況が、いろいろと悩ましい。小さい飲食店が倒産して行ってるのも、ものすごく不安を感じる。

そんな中、まるでどうでもいい話だが、数日か、ひょっとしたら一週間ぐらい前のある日、海外ドラマ「デスパレートな妻たち」の主役四人の女性の名が、何と一人も思い出せなくて、ガーンとショックだった。意地でも思い出してやると、脳みそをこねくりまわしていたら、その日の夕方、リネットの名を思い出した。二日後くらいに車の運転中にブリーを思い出した。

後の二人、特にラテン系の自己中な美女、しいて言うなら私が一番好きだった彼女と、へまばかりしてる主役の彼女が、もう死んでも思い出せない。美女はヴァ、主役はオという頭文字が何とか浮かぶが、それからがだめ。
半分あきらめながら、頭の中をかき回していたら、今朝ふっと、主役のスーザンが浮かび上がり、ついで美女はガブリエル、愛称ギャビーだったと気づいた。ヴァとかオとかは、あれいったい何だったんだ。

記念にDVD買おうかと思ったけど、お金も置いとく場所もないからなあ。

それはそうと、「若き親衛隊」の作者ファジャーエフは自殺してたのか。何だか、いろいろ、つらい。

悲しいから、猫の話でも。

「戦争は女の顔をしていない」の第一巻に、夫の機関長とともに機関士として、幼い息子も連れて従軍していた女性の話がある。この本の中では珍しくほぼ完璧なハッピーエンドかもしれない。
ずっと列車で暮らしていて、キエフ駅の近くで猫を拾ったとき、息子は「これで、本当の家になった」ととても喜んで、猫を抱いてかわいがる。
その後、爆撃が激しくなったとき、夫婦は機関車をとめ、後ろの車輌から息子を連れてきて三人で、抱き合って爆撃をしのぐ。「あたしたちをいっしょに殺すがいい!」と彼女は毛布に包まれた息子を抱きしめながら叫ぶ。

猫はどうしたのかなあ、とおぼろに気になっていた。
そうしたら、原作ではどうだったか知らないが、コミックでは何と彼女が車輌から息子を抱き下ろすとき、後ろの車内に立っている猫の脚が見えている
あ、いたんだ、一匹残されて、爆撃の間は車輌の中に隠れていたのかな、と思いながら、見て行くと、何と何とまたまた何と、抱き合っている三人の、息子の毛布の下からさ、猫のしっぽが見えてるじゃん!
あー、「あたしたち」って、猫も入ってたんだって、すごくうれしくなった。コミック作者の小梅けいとさんに本当に感謝。

ついでにもひとつ。日本シリーズで勝利投手になったホークスの新人の松本裕樹選手(22)が結婚して、八歳年上の姉さん女房とかで騒がれてるけど、それより彼はたしか大の猫好きだったのだよね。プロ野球選手には他にも猫好きが多いから、まちがえてないといいけど。

写真は、私がベッドの上で、まちがえて撮った、わが猫カツジのしっぽ。

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カツジ猫