1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ぼくは、すふぃんくす(カツジ猫)

ぼくは、すふぃんくす(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

かいぬしは、きょうも、いちにち、いそがしく、はたらいていました。
でも、しごとは、はまべのすなのように、はてしないので、
「どこまでやっても、たっせいかんがない」と、ぼやいています。

ぼくが、いつも、かなあみのなかの、にわで、ねている、たなの、きが、
ふるくなって、くぎが、はずれて、がたがたします。
「もう、このいえをたてて、ごねんになるからなあ」と、いいながら、
かいぬしは、みていましたが、
「おまえが、のっているとき、いたが、はずれて、おちたとしよう。
おまえが、ひらりっと、みをひるがえして、
ちゃくちする、ようすが、どうしても、そうぞうできない。
ぜったいに、どさっと、じめんにあたまからおちて、
そのうえに、はずれたいたが、おっこちてきて、
わたしが、かえってきたら、おまえが、いたのしたで、
ぺしゃんこになって、じめんにめりこんでいる、そうぞうしかできない」
といって、かなづちと、くぎをもってきて、
いたを、うちつけなおしました。

ほんとうに、まいなすしこうだなあと、おもいます。

でも、このいたは、「うっどでっき」につかったのが、あまったので、
だいくさんが、たなをつくってくれたので、
ものすごく、いたがかたくて、くぎが、なかなかはいらず、
なんべんやっても、くぎが、まがったりして、
かいぬしは、くろうしていました。

おとなりの、ごしゅじんが、「てつだいましょうか」と、いってくれたけど、
かいぬしは、「いよいよとなったら、おねがいします」といって、
じりきで、がんばっていました。
きのうのゆうがた、はじめたのだけど、あきらめて、
けさ、さいちょうせんして、やっと、うまく、いたを、くぎづけにしました。

「ほら、かつじ。もう、がたがたしなくなったよ。
あんしんして、のんのしなさい」と、かいぬしは、
めずらしく、あかちゃんことばで、ぼくに、いって、じまんげにして、いました。
ぼくは、さっそく、そのうえにのって、おひるねをしました。

このしゃしんは、ぼくが、あさ、べっどのうえにいるのを、
かいぬしが、したから、とったときのです。
「かっこいいやん。すふぃんくすみたいで。
うしろに、ぴらみっどを、こらぼしようか」と、
かいぬしは、いっていました。

「まあ、すふぃんくすは、おんならしいけどね。
でも、おまえ、おきゃくさんに、よく、おんなのことまちがわれて、
『びじんですね』とかいわれてるから、いいんじゃない」と、
かいぬしは、すごく、てきとうなことをいいました。

すふぃんくすは、たびびとに、なぞなぞをだして、
まちがったら、いしにかえてしまったらしいです。
ぼくに、そんなちからがあったら、いいな。
まず、かいぬしに、なぞなぞを、だしてみようかな。

Twitter Facebook
カツジ猫