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ぼくは、べつばら(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

きのうは、ものすごく、おてんきがよかったのに、
きょうは、あさから、あめです。
ねこというのは、あめのひは、ねることになっていて、
ぼくも、ねたいんだけど、
このまえから、いえのまわりを、
みしらぬねこが、うろうろするので、
みはりもしたいし、なんだか、きもちが、おちつきません。

かいぬしも、いえで、しごとがあるし、
おでかけはしたいようだし、
さいごは、「あー」といって、べっどにたおれて、
ぼくが、おけしょうをするのを、みていたりしています。
ときどき、ぼくの、けをつまんで、
「ぬけるかな。まだかな」といって、ためすので、
ぼくは、かみついてやります。

かいぬしは、きのう、ゆうがたになってから、
おじさんの、めいにちを、わすれていたことにきがついて、
「ひゃああ」と、あわてていました。
「おはなも、おかしも、きゃらめるねこの、めいにちのときのが、
まだのこっているけど、まさかそれをつかうわけにもいかない」
といって、かいものに、とんでいって、
おさけや、くだものや、おはなを、かってきていました。

「とても、りっぱな、おじさんだったのよ。
わたしが、こんにちあるのも、このひとのおかげよ。
それに、おばさんを、とても、あいして、くれていたの。
じぶんが、さきに、しぬことなんか、かんがえてもなかったようで、
しぬまで、しぬきじゃなかったみたい。
おばさんも、そのつもりだったから、
おじさんが、しんだあと、なにが、どこにあるのか、
なにもわからないで、こまったみたい。
ふつうは、ぎゃくなんじゃないのかな」と、いっていました。

かいぬしが、じぶんのしんだあと、
ぼくを、だれにゆずるかとかばっかり、かんがえているのも、
おじさんのことを、おもいだすからかな。

きゃらめるさんの、めいにちに、そなえた、あまえびが、
れいぞうこに、のこっているのに、かいぬしは、けさ、きがついて、
「わあ」といって、いそいで、あたらしい、ぐりーんぴーすと、にました。
なんとか、たべられたみたいです。
そのまえに、ぼくに、「たべるかい」といって、なんびきか、くれました。
あんがい、おいしかったので、ぼくは、ぜんぶ、たべました。

「えー、おまえ、これも、すきなのか。
きゃらめるは、ぐあいがわるくなって、しぬまえに、
これだけは、なんとか、たべてくれたんだよ。
かわはぎのさしみといい、
みずをのむときの、みずさしといい、
ほんとに、きゃらめると、このみが、おなじだねえ。
やっぱり、ちょうもうしゅだからかい」
と、かいぬしは、いっていました。

きゃらめるさんは、ぼくほど、けはながくないけど、
おとうさんが、「ちんちら」の、じゅんけつしゅで、
おかあさんは、ふつうの、みけの、にほんねこだったそうです。
だから、からだのけは、ながいのと、みじかいのが、
にじゅうになって、ちょうもうしゅっぽかったそうです。

かべの、きゃらめるさんの、しゃしんをみて、かいぬしが、
「わたしの、さいあいのねこだよ」と、いうので、
ぼくは、なんなのかと、おもっていたら、かいぬしは、
「おまえはまあ、けーきをたべるときに、ひとがよくいう、
『べつばら』みたいなもんでね。
ちゃんと、さいこうに、すきだから」と、いいました。

でも、しんだ、しなもんさんには、たしか、
「いきているねこのなかでは、いちばんすき」とか、
「いきているめすねこのなかでは、いちばんすき」とか、
いってなかったっけなあ。
けっこう、くちが、うまいんだよな。

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カツジ猫