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今日のドキドキ

…と言ったって、もう昨日か。

上の家の荷物を片づけていたら、昔、田舎の実家にあったらしい古い小さな敷板が出てきた。小さいおひなさまを、てきとーに下の家の玄関においていたが何だかしまらなかったので、敷いてみたら、突然立派に落ちついて見えるようになった。マジックやなあ。
いや、私の気のせいだけかもしらんけど。

で、近くのお店で、ここ数年にわたって買ってた、比較的新しい小さいおひなさまいくつかは、あいかわらず見つからない、知らんよもう。まあ、大昔の古いのがいっぱい見つかってるから、いいっちゃあいいけど。

今日はスーパーのおさしみは、猫のカツジが大好きなトラフグがなくて、北海道のクロサバフグのパックが代わりにありました。
安かったから助かったけど、カツジはシロサバフグは前に何度か文句言わずに食べてたけど、クロサバフグはお初で、どうなのかなあと、ドキドキです。

と言ってたら、夕食のときにおすそわけしたら、トラフグみたいにぶるぶる震えて喜びはしなかったけど、案外平気で食べました。やれやれもう。

そのスーパーの帰りに本屋に寄って、定期購読している「ビッグコミックスピリッツ」の最新号を受け取りました。前号には載ってなかった、「がんばりょんかあ、マサコちゃん」が掲載されていてほっとしました。どっかの圧力で掲載中止になんかなってないよねえと、少しやきもきしていたもんで。

森友問題で自殺された近畿財務局の赤木さんを題材にした漫画です。で、私の気のせいかもしれないけど、正統的でオーソドックスな画面なのに、毎回、作り話ではあり得ないような力と迫力が漂っています。
何だか、作者たちが書くのがつらかったのだろう、歯を食いしばって書いてるのじゃないだろうかと思ってしまうほど、すべてのコマに涙と怒りとがこもっている気がしてならない。この事件に対する。この事実に対する。単純に真正面から、わかりやすく書いて、多くの人に知らせないでおくものかという、決意が見えるようでしかたがない。

あー、何と何と、たった今気づいたのですが、画像サイトに不具合が生じて、最新の写真がアップできません。というわけで、少し前に撮っていた、昔の田舎の実家(今は友人の家になってます)の古い写真でお茶を濁します。

これも、古い荷物の中から出て来ました。せっかくだから、額に入れて上の家の玄関に飾ってみました。写真のバックにしてるのは、とある事情で破られてしまった、祖母の卒寿か何かのお祝いの賞状です。破られたってかけらも捨てずにとっておくのが私の執念深いところ(笑)。
こうやって背景にすると、祖母の名前の「イキ」がたまたまこんなかたちになって、「イキ殿」という神殿の写真みたいで、笑っちゃいます。実際に村医者だった祖父を支えて、手術の補佐から庭の草取りまで一手に引き受けていた祖母ですから、ここは彼女の神殿と思っても、あながちまちがいじゃないかもしれないですね。

この写真、私がごく小さいときか、ひょっとして生まれる前のかもしれないな。正面からのたたずまいは、今とあまり変わりませんが、右手に見えている建物は、今は取り壊されて存在しません。ここは祖父が開いていた医院の患者さんが入院するときの建物で、たしか二つほど部屋があったような。今は駐車場になってます。

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カツジ猫