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寒い寒い

天気予報では雪だということだったが、朝起きたら日差しが明るく射し込んでいる。なあんだと思いながら外に出たら、本当に雪がちらちらしていた。そして風も強くなり、どんどん寒くなったが、私としてはクリーニングに出そうかどうしようかと悶々としていた、今年はあまり着ないままの厚手のばかでかいコートが、これでようやく着られると思って大変うれしい。それにぬくぬくとくるまってジムに出かけた。寒いからかコロナウィルス報道のせいかたまたまそういう時間だったからか、ジムはわりと空いていた。風呂に入って温まり、心地よく仕事中だが、ひとつ気にかかることが。さっき暗い中で取り入れてきた洗濯物をチェックしていたらパンティがひとつない。凍りつくような風が吹く中、湯冷めでもしたらことだと思って大急ぎで物干しから外し、風のために洗濯ばさみにからまっているのを無理にもぎとったりして、とにかくひっかかえて戻ったから、その時に落としたのだろう。念のために見に行ってみたが、暗いし寒いし結局見つからなかった。明日の朝、早起きして回収に行かなくちゃ。下着類は一応、バスタオルや大きな干し物の陰に見えないように干すことにしているのに、玄関先に落っこちていたら、いくら何でも見苦しかろう。

朝、冷蔵庫を開けたら数日前に買った牛肉が怪しい臭いをさせていた。ここのところ料理をさぼっていたので、あわてて冷蔵庫内の食材を全部引き出して調理した。問題の牛肉も何とか無事に食べられそうである。例によって私の手抜き料理だから人には食べさせられないが、ぶり大根からサラダ数種類、煮物や炒めものなど六七品を作って冷蔵庫につめこんだ。最近ジムにまじめに通っても体重が減らないのは、結局食べすぎてるんだろうな。実はあとまだひとつ、エリンギとベーコンの炒めものを作らないといけないのだが、きっともう夜中過ぎるだろう。

それで、昼過ぎたので、骨休めにベッドにひっくり返って内田樹「日本辺境論」を読み上げた。最後まで面白かった。何度も声を上げて笑った。帯を見たら新書大賞かなんか取ってるからベストセラーなのかな。実は私は自分の研究で「辺境」を考えなくてはならないので、そういうタイトルなら買っておかなくてはというだけで買ったのだが、すっかり楽しめてリフレッシュできたから、もとは取りすぎたというものだ。感想は長くなりそうだから、またあらためて書くことにする。

当分お客の予定がないのをいいことに、上の家も下の家も、散らかし放題で片づけにはげんでいる。下駄箱の古い靴を処分しようとしていたら、マッチの箱がいくつも出て来た。これは庭でごみや草木を燃やしてよかったころに、その作業をするために、ここに入れていたものだな。ということは十年以上前のものだ。しかし、記憶にある靴がいくつか見つからず、多分箱に入れて、天袋か押入れにしまっているのだろうという悪い予感がする。まあそれはまた次の機会に片づけよう。

猫のカツジは今朝はなぜか妙に偉そうにしていた。刺し身を何度も催促し、食べあげてはまた要求し、その後はふてぶてしい顔でベッドに寝ていた。そんな彼を抱いてきげんをとってだまして、今日もまた少し、胸の毛玉をはさみで切ってやった。角度次第では気がつかないのか怒らないが、気づくと猛烈にうなってかみついて来る。しかし、それもわりと甘噛みで、何となく気分に余裕があるようでもある。生きることに少し自信がついたのかな。もう十歳になったことだし。しかし、根本的には不安定で臆病な性質は変わっていないんだろう。

ツイッターの方にリンクしているが、国会では首相の答弁がホテル側の証言で完全に否定された模様。

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カツジ猫