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新しいカーテン。

◇新しく買った薄手のカーテンは、そんなに高くもなかったし、赤白青のだんだら縞なのに、どぎつくもなく、どことなく昔のかき氷のような懐かしさを感じさせる色あいだ。これを昨日仕事の合間に、洗面所とクローゼットの入り口につるして、五年間かけっぱなしていた元のカーテンを洗濯した。新しいカーテンは、冬にはちょっと寒い感じになるかもしれないので、そうしたらまた、前のにかけ替えよう。

新しいカーテンは風にそよいで、きれいだったが、そよぎすぎるので、ひもで途中をしばったら、おとなしくたれさがってくれた。そして、あっという間に周囲になじんで、気分転換にもならないぐらい(笑)、しっくりととけこんでいる。

◇ネットをのぞいていたら、なぜ政府が共謀罪をこんなに急いで通そうとするのかの理由として、森友・加計学園問題の目くらましかもしれないという説があって、笑ってる場合ではないが吹き出すぐらい唖然とした。
いくら何でも、それはないだろうと思うのだが、もうものごとの優先順位もすじみちも、何もかもわからなくなって発狂しているとしか思えない、でんでんでじばくしんふしゅう政権なら、ひょっとしたらと思わないでもない。

各地の災害、外国のテロ、皇室の慶事、スポーツ選手の引退、ありとあらゆることを必要以上に騒ぎ立て、新聞テレビを塗りつぶして、共謀罪から目をそむけさせていると思っていたが、それさえも今度は目くらましに使わなければならないぐらい、醜い実体があらわになり始めてるということか。くり返すが、もしほんとなら、ごみの上に糞をのせて隠そうとしているようなものである。

◇浅田次郎の「赤猫異聞」を読んだ。文章がしっかりしているし、エンターテインメントとして快く読んだが、最後にいたって、それなりに凄みが生じ、特に今の政治を見ていると、苦悩する役人たちの抵抗が、妙に重なってきて迫力があった。これで買っていた軽い本はあらかた読んでしまったので、また買いに行くか、それとも上の家で読みかけの世界文学全集を先に読んでしまうかな。

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カツジ猫