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責任感じる

私が出した本の中の「動物登場」が、古本でずいぶんな値段になっている。
表紙を装幀した毛利一枝さんが一流の人だから、その価値だと思えばいいかもしれないが、内容は、このホームページで公開している「授業ノート」類の一つである「動物と文学」と、それほど変わらないはずだ。

大枚はたいて、古本を買った人が、ほとんど同じじゃないかと落胆されるかもしれないと思うと、胸がどきどきして心臓に悪い。

金時計文庫の各冊もいろいろ高騰してるみたいですが、これも、「朝の浜辺」で閲覧もダウンロードもできますよ。

プロ野球もそろそろ前哨戦が始まってるようですが、おなじみ「野球天国」から、今日は審判の笑話を。この監督の反抗がね、もろ私のやりそうなことで(昔、高校生のころとか、こんなことばっかりやってたような気がするし)笑いつつ、ちょっと反省する。

思い入れ

もとドジャースで名うてのファイターだったが、今やマイナー・リーグの老巧な監督でおさまっているボビイ・ブラガンは、ある白熱したゲームのさいちゅう、ダッグアウトから出てきてアンパイアに質問した。「もし俺があんたを大間抜けで根性まがりのクソタレじじいと呼んだら、どうする?」
「即座に退場を命じますよ」
「それじゃ、たとえ心の中でそう思っているとしても、口に出さなかったら?」
「どうもできませんな」
ブラガンはその場につっ立ったまま、しばらくそのアンパイアの顔をじっと見つめた。それからようやく気がすんだように言った。「オーケー、タイムを解いて、プレーを続けようぜ」

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カツジ猫