「水の王子」通信(1)
「鳩時計文庫」のコーナーで紹介している作品のひとつ、「水の王子」は、私が三十代の終わりに第四部まで完成して自費出版しましたが、それ以後に予定していた第五部は、巻末に予告まで出しておきながら、その後ずっと書かれないままでした。
それがまったく突然に、この四月に書けはじめて、ほぼひと月で第五部「村に」が完成しました。同時に「水の王子」全巻もこれで完成したことになります。
一気に書いた手書き原稿を、五月いっぱいかけてパソコンに打ち込んでデータ化しました。このほどやっと、それも終わり、ひきつづき挿絵などもつけて、電子書籍で販売する予定です。
第四部を発売したころには、友人知人いろいろな方が読者になって下さっていたのですが、何しろそれから四十年、当時の読者の方々との連絡もほぼ途絶えている状態です。
このホームページを見て下さっている方がおられるのかどうかもわかりませんが、もし、当時の読者で、電子書籍発売前に内容その他の情報を得たいとお思いのかたがいらしたら、「お手紙」欄からご連絡下さい。
もちろん、新しい読者のかたも大歓迎です。電子書籍の公開まではまだ数ヶ月かかると思いますので、よろしければ、それまでに第四部までをお読みになっておいていただけるとありがたいです。一応、第五部だけ読んでも話がわかるようにはなっていますから、無理はされないでもいいですが。
宣伝もかねて、これから少しずつ、この作品についての記事を出して行きたいと思います。
どうぞ、ご期待下さい。