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「水の王子」通信(2)

この前、古いがらくた荷物の中から出てきた、これまた古いハガキが妙に好きで、人に出すのももったいなく、ついとっておいてしまっている。ここで使ってみようっと。

さて、「水の王子」第五部「村に」について語りたいことは山ほどあるが、何しろとんでもない伏線がぎっちりつまっているものだから、ネタばれになりそうで内容が何もしゃべれない(笑)。困ったわあ。

さしあたり、四部までの主役だったヒルコとハヤオは今回もばっちり出ずっぱりの主役です。ただし、登場人物が今回はかなり多いので、二人は脇役や狂言回しになっていることも多いです。でもやっぱり主役は主役なので、ご安心下さい。

第二部で登場したサグメやウズメも登場し、かなりの活躍ぶり。第三部の主役級のオオクニヌシとスセリも舞台となる「村」の重要人物として登場しています。他にも何人かいますけれど、それは読んでのお楽しみ。

今回新しく登場するのは、アメノワカヒコ、ニニギ、タカヒコネの若者三人組。カッコいいのかアホなのか、ちょっと判断しにくいですが(笑)。それと、コノハナサクヤ、イワナガヒメの姉妹。トヨタマヒメとタマヨリヒメという、それぞれわけありらしい女性二人。

目だたないけどたのもしい脇役としては、オオクニヌシの息子のコトシロヌシや、女医のヌナカワヒメ。村に昔からいる漁師で農業もやってる中年男のサルタヒコ。

あと、主役級に重要な新出の登場人物は、オオクニヌシの息子のキノマタ。最初は赤ん坊ですが、最後はそうでもなくなります。ついでにホオリとホデリの兄弟も、かなり大事な役割を果たします。

あー、奥歯にもののはさまったような紹介してると、疲れるわあ(笑)。

「いったい四十年も間があいていて、いきなり書け出すってそんなことありなのか」ってお言葉をいただくんですが、それについては、次に書きますね。

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カツジ猫