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グラディエーター2の吹替版を見た

エアコンの取り替え工事にともなって、バタバタへやを片づけた疲れがまだ取れていない。でも、「グラディエーター2」も「八犬伝」も上映が今週で終わりそうなので、前者は一度吹き替えも見ておきたかったし、よれよれしながら9時半からの一回きりの上映に行った。なんかもう最近映画はどれもこれも、あっという間に上映が終わるなあ。毎回の客の少なさを見ていると、まあそれもしかたがないのかと思ったりもするけども。

早めに帰って家と庭の片づけにはげもうと思ったけど、すっきりした(ように見える)家の一角を見ただけで、うっとりしてだらだらとすごしてしまう。いかんなあ。明日はもうちょっと復活すると思うけど。おまけに明日はもしかしたら、コミック「忘却バッテリー」の新刊が届くかもしれないので、また読みふけって一日つぶしそうないやな予感(笑)。まあいいか、たまにはそんなぜいたくも。

「グラディエーター2」の吹き替えは、悪くなかったし、映画の出来の良さも再確認した。ネットで見ると、「2もいいが、1を見直すと、やっぱり最高にすばらしい」みたいな感想ばかりで、ほっとするとともに嬉しい。これは、どうやら、理想的にピンポイントの成果をあげているのではないかと思ったりする。前作の良さや不滅さを皆が確認できるとともに、続編もそれなりに満足させられる成功度って、なかなかねらってやれるもんじゃないぞ(笑)。リドリー・スコットやっぱりすごい。わりとまじでそう思う。

続編のどこがいいかももうちょっと詳しく書きたいのだけど、これはまた明日にするかな。ラストの、何一つ解決していないような、ある意味前編以上に救いがなくて恐ろしい場面も、現代の現実となまなましく重なって、そこをこのように見つめて表現できる(しかもあんまり絶望感も虚無感も与えない)のに、九十歳近い監督の、みずみずしい若々しさと二衰えを知らない底力を思い知らされる。

その現代のカオスを象徴しているかのような兵庫県知事選挙後の現状だが、これについてもいろいろ書きたくて困ってる。それもまた、明日にでも。

新しいエアコンは、でかい図体のわりに、何だか優しいやわらかな暖かさで、十五年の間に家電も進歩したのかなとちょっと思ったりしています。その下にやっとツリーを飾りましたけど、ブリキの置物たちが周囲にくつろいでるので、あんまり目立たないですね…。

 

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カツジ猫