浮かばなーい(水の王子覚書9)
追加三部作、しつこく言ってるように、「沖も」(仮題)はほぼ固まってるし、「湖よ」(仮題)はいつでもまあ、どうにでもなるんだけど、「川と」(仮題)が、まーーーーったくなーーーんにもイメージが思い浮かばない(笑)。
まあ、こういうこともよくあるし、結果として、ものすごい大作や傑作(当社基準。笑)になることもあるので、あせってもあわててもいなくて逆に面白いんだけど、ここまで長期間何にも思い浮かばないというのも、珍しいなあ。イラストのイメージさえ、何ひとつ出て来ない。
そもそも、これまでの十二巻で何か書いてない要素ってあるっけ、私。男女ともに好きなタイプもほぼほぼ出して遊びまくってしまったし。
最近じゃ若い人向きの週刊誌のグラビアやら、あほらしすぎるテレビやラジオのトークショーやらながめては、あー、このタイプは今度あの役に使ってみてもいいかなと勝手にスカウトしてみたり。
無責任すぎるから、楽しいっちゃ楽しいですよー。
このイラストはツクヨミ。古事記でも日本書紀でも名前だけであまり記事がないのをいいことに、私の小説ではアマテラスの好敵手、イザナミの一の部下、ヨモツクニの代表、悪の権化、堕天使、ついでに、とんでもない相手と同棲して、とんでもないことになってるわけですが、皆私の勝手な設定ですから、神話といっしょにしないで下さいね。
とは言うものの、かなりカッコいいので、アマテラスと並んで、わずかな読者の中では人気が高い存在です。それに免じて許してほしい。
今はしれっと民間にとけこんで生活してるのが、アマテラスの孤高さと対照的で、どうも私の中では、正義は孤独で、悪は人好きって固定観念があるのかなあ。