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「テキサスの五人の仲間」雑談。

◇結局この映画、女性は最初から最後まで、あの奥さんひとりっきりなんだよねー。最後にちらっとドラモンド氏の妻子が出るだけで。何ちゅうかすごいな。女優の重みが。

◇男性たちは、これまたすべて、皆、高校生か中学生みたいな、ガキ大将っぽくって、そこがとてもいい。大人の男なんて一人もいないよなー。実際には皆、中年以上のくせに、あんなに男たちが初々しくて、やんちゃでウブで、かわいらしく見える映画って、そうそうどこにもないよ、きっと。

◇妻が恋しくて帰宅する者、うやうやしく奥さんの手にキスした者、「尊敬できる女性を知ってるか?」「一人」と会話する二人、…で、最後まで黙ってたやつは、結局一番過激な賞賛をささげるって、この図式どおりの設定も何だかとても、泣けるほどいいのよ。

◇ドラモンドさん、字幕にはないけど、英語で聞くと「マイホース」、おれの馬に乗ってけ、とか言ってるみたい。あ、彼そう言えば馬で帰宅してたっけ、じゃ出かける時は?と思って確認したら、行く時も彼は一人で馬に乗って、馬車のそばをかけて行ってるんだよねー。

◇ドラモンドさんの娘婿だけど、二度ほど「ドラモンドさん」と呼んでは父親にこづかれて「お父さん」とあわてて呼び直してる。でも、そういうところに、この青年のまじめさと見どころがあるのが見てとれる。そういうところを、きっちり見せるのもうまいよな。

◇キャラママさん、ゆきうさぎさん。
お二人とも「家に来たい」という人を撃退するのにお疲れのご様子。家って、古くても新しくても、それなりに、人をうきうきさせる魔力のようなものがありますよね? 何だかちょっと、危険な魔女のようなもので。

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カツジ猫