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あけまして、おめでとうございます(カツジ猫)

みなさん、あけましておめでとうございます

たいへんおそくなりましたが、ぼくからも、
しんねんの、ごあいさつを、もうしあげます。

ぼくは、じゅうごさいになりました。
まだ、かりかりもたべられるし、
 つくえとつくえのあいだを、
とびうつったりも、できます。

かいぬしは、おしょうがつに、
ぼくのすきな、ふくのさしみを、わけてくれました。

ぼくは、よるは、かいぬしの、あしもとにねます。
 さむくなったので、ふとんにはいるけど、
あついから、すぐまた、でていってたけど、
このごろは、ふとんにはいらないで、
かいぬしのあたまのよこの、もうふのうえに、まるくなって、
かいぬしのくびに、まきついて、ねています。

かいぬしは、「おおきな、けだまに、うまってるようで、
えらく、きもちがいいけど、おきたくなくて、ねすごしてしまうなあ」と、
まいあさ、ぼくのせなかやおしりにかおをうめて、
ぶつぶつ、もんくをいっています。

「せかいのどうぶつがみんな、おまえのように、
ぬくぬくと、ふゆをこせるといいのにな」ともいっていました。
 ぼくは、べつに、そんなしんぱいはしないけど、
かいぬしは、ことしもげんきでいて、
ちゃんとぼくのせわをして、
おさしみもくれるといいとおもいます。

こんなに、ごあいさつがおそくなったのは、
かいぬしが、「いいしゃしんがとれない」と、さわいでいて、
やっと、けさ、「まあこんなもんか」とだきょうしたからです。
 いつも、へんなことに、こだわるんだからなあ。

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カツジ猫