あっという間に夜がくる
いや~まったく。猫のトイレをきれいにしようとか風呂に入ろうとか思いながら原稿をひとつ書いていたら、あっという間に日が暮れた。
明日は一日研究会と市民劇場の打ちあわせだし、もうどうやって仕事をする時間を作りだせばいいのか。
非常勤で行っている国文学史の授業で、「日本の文学は昔から徹底的に中国の影響を受けている」としゃべったら、毎回出してもらうレポートで、学生の一人が「でも今の中国のすることはどうも・・・どう思われますか」のように書いてきた。その後、北朝鮮の砲撃事件が起こったから、中国との対立も何だかかすんだ感じではあるが、とにかく昨日の授業中、ちょっとだけ、「どこかの国の文化に影響を受けたからって、受けた方が劣ってることには絶対ならない」とか、その他いくつかしゃべったけど、時間もないので、「あとはブログにでも書いておくから読んでおいて」と言ってすませた。
そうしたら、その後のレポートで、すでにこのブログを見てくれている学生が複数いたことが判明。そういうこともあるだろうとは思っていたが、実際にわかると、ちょっとびびる。(笑)
まあ一番の問題は、ここを見ろと言っておいて、書く時間がないことなのだが。書きたいことは山ほどあるのに。
ところで、授業の前の研究会で、藤崎竜の漫画「封神演義」について書いてる学生と話していて、あの漫画の王天君の役割は意表をつかれたとかいうことになり、ハリー・ポッターも指輪物語も結局絶対の悪との妥協や融和や共生は皆無で、その点は王天君の存在は、むしろ正義と悪が両立する「ドラゴンランス」の世界に近いかなどとも話した。
でもまあ、ハリー・ポッターでもヴォルデモート以外の悪とは共存しているような感じもあるが、ラストでは。