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あの夜のできごと。

キャラママさん。
メールが間に合わなかったか、電話がなかったので、一人で出かけてきました。ちょうどいい時間の映画がなかったので、また「セックス・アンド・ザ・シティ2」を見ました。2回目だけど、かえっていろいろよくわかって、なかなか楽しめました。「1」よりもいいかもなー、ひょっとしたら。

たとえば、友人の結婚式に出席したキャリーが、夫の姓で自分のプレゼントがとどいてるのに、「ん?」となるところ、そこはさらっと流しておいて、アラブのホテルで、ユダヤになった元英国国教のお嬢さまシャーロットが、自分の旧姓でチェックインしてるところで、さりげなーくこっちを気持ちよくさせてくれる。もちろんシャーロットは、「だってここ、中東よ!」と、いつものむしろ保守ぶりを発揮してそうしてるのですが、その保守性でそうしてる、逆説と皮肉が、とっても笑える。それも愉快に。

快い夢物語でストレス解消になるけど、日常の苦さも、たとえばしゃれた靴のつまさきの小石のように、人を不快にさせる小さなことの数々も、きちんと描いて、さりげなくオトシマエをつける。あっぱれあっぱれ。

で、映画館のそのハコは、みごとに私ひとりでした(笑)。心おきなく大声で笑って見ましたよ。ずっと前、死ぬほどしょーもない邦画の学園物のミステリ見たとき以来かな。たった一人の鑑賞は。あ、まだそのあと、何かあったな、思い出せないけど。

終わって出ると、劇場全体もそりゃもう閑散としてました。駐車場もガラガラ。帰り道も、まだ夜中の12時すぎなのに、車がほとんど走ってなかった。途中、ファミレスで軽く食事したけど、ここがまた、客は私ひとり。

帰ってすぐ寝て、明日の新聞で結果をみようと思ってたら、朝刊はまだ結果が間に合わず、「延長戦に入った」とだけしかなくて、そのあと、ゆきうさぎさんと電話したときに、結果を聞きました。

まあよかったんじゃないのと思いましたが、決勝戦まで行ったらほんとに映画館もレストランも休みになったかもですねー。
そのときには、無理にでも誰かオトコをつかまえて、ラブホテルでひと晩熱い夜をすごしてやろうかと、けっこう本気で考えてたんですが。実現しないで、よかったのかもなー。

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カツジ猫