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あまりに仕事が進まないので

◎書庫の整理をしていたら、本田勝一の「カンボジア大虐殺」という文庫本が出てきました。ちょうど10年ほど前の出版です。
当時はまだ、真偽がはっきりしていなかった、ポル・ポト政権下の大虐殺の真相をつかもうとしたルポルタージュで、むろん今ではよく知られているように、大変な虐殺が行われていたわけなのですが、あらためてこうして細かい報道を読むと、ナチスのホロコーストに比べて、あまりにもその実態が今も知られていなさすぎると痛感します。

中国の文化大革命の精神もいくらか影響しているようですが、ポル・ポト政権は社会主義の名のもとに、少しでも自分たちに批判的な旧体制の人々や、金持ちや知識人を徹底的に殺してしまい、最も貧しい人の家に合わせて、粗末な草葺きの家しか作らず、昔からある立派な家は皆破壊したようです。
知れば知るほど、何やら、いろいろともう、ため息の出るような状況です。

凄惨な殺戮の話が満載の中、あるエリートの男性が殺されるのを避けて山に逃げ、そこで長いこと隠れていた間、餓死をまぬがれたのは、いっしょにいた猫がネズミを取ってきていたので、それを食べて助かったからだとの話にわずかにですが、なごみました。男性は今、大学の学長か何かになっていて、命の恩人の猫は今もともに暮らしているそうです。しかし、今もネズミを取って来るので、少し困っているらしいです。(笑)

◎我が家のカツジ猫は、最近ちょっと悪い子になって、ティッシュペーパーの箱からティッシュをときどき引っぱり出すようになりました。これは、猫がよくするいたずらで、カツジが全然しないのを偉いなあと思っていたら、単にやり方を知らなかっただけのようです。(笑)まあ、まだ、たまになので、それほど困りはしませんが。

連休だからか、正月と同じように、カツジにわけてやる安いお刺身が、あまり店に出ていません。しょうがないから、先日はエイのあらいを買って来ました。そこそこ食べてくれましたが、前にも書いたように、彼は、あおむけに寝ているとき、顔がエイのように見えるので、「共食いやんね」と私はからかっています。

◎福島の警戒区域などで動物救援活動をしていた、「みなしご救援隊」のブログ、久しぶりに紹介しておきます。現地の牛たちを救う活動について書いてあります。
このような活動をして下さる人たちがいるのは、何もできない私にとって、本当に救いです。

http://blog.livedoor.jp/inunekoblog/

どうぞ皆様、いろいろなかたちでの、ご支援をよろしくお願いいたします。

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カツジ猫