あらららら。
◇いろんな講座の資料に使った、江戸紀行についての説明を、少しアップしておこうと、このブログの「近世紀行紹介」の書棚をのぞいていたところが、だいぶ前に書いた「壺石文」という東北紀行の解説が中途半端に放置されてるのですが、その中に、「片岡寛光の序文がやたら面白い」と、私は全文紹介しているのです。
ええっと、のけぞったのは、私、去年の暮れに熱海温泉の紀行について調べてたんですが、そこで調べたいくつかの紀行の中で、やたら文学論や紀行論をぶちかましてくるんだけど、なかなか独特の面白さを持った、個性的で印象的な熱海紀行があって、この作者が寛光だったのよ。
で、「壺石文」の序文を書いた人だってこと、まったく記憶になかった。
えーっと驚いて、ネットでとりあえず調べたら、もちろん熱海紀行を調査してたとき、一応は調べたんですが、もうあまり覚えてもなかったから再度確認したら、まあちょっとは知られた国学者で歌人でした。大学の後輩の久保田啓一氏が人名辞典の解説を書いていた。あらーまあ、この人の紀行、翻刻して論文も書きたいなあ。うずうず。でも、その前に紹介したい紀行が、もうすでにいくつかあるもんなあ。
そして「壺石文」も読み直さないと、解説の続きを書こうにも、私はまるで忘れてるやんね。
あーもう、時間がほしい。