言うまいと思えど毎日忙しい。

◇「壺石文」の内容をまとめたメモが見つかった。これを見たら少しは思い出して、要約を書けるだろうか。でも、その前に、この前書いた原稿の校正が来てるし、別のとこに出す原稿は翻刻許可を取らなきゃならんし、そうこうしてるうちに確定申告は近づいてるし、どっひゃあという感じ。

◇今日は「むなかた九条の会」の定例会。２１日の「戦場ぬ止み」（いくさばぬとぅどぅみ。しかし何べん書いても思うけど、よくまあこんな題つけたな。いい度胸だよな）の打ち合わせと、４月２９日のユリックスでの小林節さんの講演会のチラシと券が出来てきたので、その分配。皆いろいろと、はりきっていた。

ここに書こうと思って書き忘れたが、玄海原発の停止を要求する裁判の原告団が、先日ついに目標の一万人を超えた。土曜にその記念の催しが福岡であって、私は行けなかったが、１３００人が集まりカンパは３５万に達したとか。新聞にも報道されていた。
私はごく初期に原告に参加したのだが、正直言って一万人になるなんて、まったく思っていなくて、心の底で「またまたそんな」と思っていた。誰に、と言っても相手がわからないほど大勢の人の努力にただもう舌を巻くしかない。
今日は、その報告もあった。ミニ学習会は、緊急事態条項について。あっちこっちいろいろ話がはずんで、飛びまくっていた。

「安倍さんが何でああまで憲法を変えたがるのか、ずっとわからないのだけど。執念とか言っても、その執念の核になるものが見えない。最近、教育大学の学長さんのすることなんかと重ねて考えていて思っているのだけど、もしかして、改憲以外にすることが、もうないからじゃないかしらん。経済は行きづまり、ＴＰＰも医者や農家に総スカン、原発作るのも未来が見えない。本当に国や国民のために何かしようと思ったら、することは多いはずだけど、安倍さんはちゃんと皆のためにいいことをする気はないし、そのために泥をかぶって必死で説得する気もない。何をしたって、もう、がらがらと崩れるような危険案件ばっかりで、手のつけようがないから、結局一番いじりまわして無難なのは憲法だけということなんじゃないか」
「日本経済はこの１５年成長してない。だから閉塞感がすごい。その突破口を皆が求めていて、それがいじめとか戦争とか危険な方向に走りかねない」
「北朝鮮のミサイル発射を大騒ぎで長々とテレビ中継し、党首討論会もぶったぎった。自分のかあちゃん（奥さん）は、これはきっと、日本の誰かが北朝鮮に金を渡してミサイル開発をさせてるんだ、と言っている」
「非正規雇用が増加して、将来年金をもらえる人が減っている。今の若い人が６５歳になるころには、年金は１０万以下で、皆が下流老人だ。緊急に何とかしないといけないのに、そんなことはそっちのけで、年金を株に投資して損しているのだから政府のすることはめちゃくちゃだ」

「自民党の緊急事態条項の条文を見ると、『戒厳令という人もいますが』とか、語るにおちる文章が並んでいる。大きな人権を守るために、小さな人権を無視するみたいなことを書いてるが、小さな人権というのがあるのか」
「緊急事態には何でもできるというと、絶対に情報が徹底的に制限される。政府のすることに抗議する団体や個人は逮捕される。土地や建物、財産は没収され、職業によっては徴用されて危険な任務につかされる。こういうことの覚悟をするのと、ミサイルが落ちてきて死ぬかもしれない覚悟をするのと、どっちもどっちじゃないのかね」
「憲法に指一本ふれないというのではだめ、活発な議論を、とか安倍さんは言うけど、誰の話だ。小林節をはじめとする改憲論者の多くが、集団的自衛権について反対したのに、ろくな議論も回答もしなかったのは自分だろうが」
「北朝鮮のミサイルは、あれでもけっこう間があくから、皆衝撃が新鮮で大騒ぎするけど、安倍内閣はたてつづけに、たった一つで内閣がふっとぶような不祥事を連続してやっているから、皆慣れてしまってショックも受けない。安倍内閣が民主主義に対してしたことは、毎月ミサイルを発射しているぐらいの大問題だ。マスコミも国民も、慣らされないでもっと騒げよと言いたい」
「『放射能廃棄物』というＤＶＤを見たときに痛感したのは、旧ソ連もアメリカも、原発の危険の隠ぺいと大変な実態の報道規制は、まったく同じ。敵に知らせるのは危険という理由で、自国の自然や国民を危険にさらして何とも思わない。冷戦の期間は言ってみれば長い緊急事態だったわけで、そんな時に国家を守ると言う口実で、どんな恐ろしいことが起こるか、それを見てても、よくわかる」

まだまだあって、面白かったんですが、思い出したらまた書きます。

◇小説は、そこそこじわじわ書けていて、誰かに読ませたいんだけど、あとでちょこちょこ手直しもするので、完成するまでだめかなあ。

◇「九条の会」の二月のチラシを作りました。映画会と講演会のお知らせもあるので、しばらくこっちにおいておきます。その内に九条の会関係資料の棚の方に移します。