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あーもう。

映画を見たい。もう「ゾンビランド」でもいいやと思ってさがしたら、博多駅前のスクリーンの小さい映画館しかなく、大きなスクリーンの映画館で公開されるのは、なんと11月になるらしい。そんなうすらっさむい頃にホラー映画見てどうすんだ。

あ、ゾンビ映画って、すでにもうホラー映画じゃないのかな。
私がゾンビ映画が好きじゃないのは、キャラママとも話すんですが、ソ連とかアラブとかテロリストとか異星人とかを安易に悪役にできなくなった(それはそれでいいことですけど)今、一番悪役にしやすいのは病原菌に感染した人間、精神に変調をきたした人間、そして死者だと思う。それでもって、前ふたつはやっぱりちょっと問題あるから、死者が一番文句を言わないので、悪役にしやすいんでしょう。でも、だからって、これだけ気軽に墓場からよみがえる死者を悪役にしつづけていると、絶対しっぺがえしがあって、死者に対する愛情や敬虔さがどっかで破壊されてゆくと思うんですよね、私たちの心の中で。死ぬことを幸福に思えなくなる、美しいと思えなくなる。

まあそれはそれで、変に死を美化しないって点ではいいとこもあるでしょうが、なにせ、絶対に文句を言わない、文句を言えない存在を悪役にしておけばいいって精神そのものが、なんだかひよわで、薄汚いんだよなー。弱いものいじめみたいで、イヤです。

とにかくそうなると、ますます見るものがなく、もう「東京島」でも「ハナミズキ」でも吹き替え版の「ヒックとドラゴン」でもいいかなーと思ってしまう。

ところで風の便りでは海外テレビドラマ「LOST」のファイナルシーズンが始まってるそうで、どーでもいいけど、この話、飛行機事故で無人島に漂着した20人近くの人物が主人公ってだけでも、やわな記憶力じゃつとまらないのにもってきて、その各人の過去をフラッシュバックで見せるから、もう誰が何でどうしたのやらの世界になっていたら、前のシーズンから、今度は各自の帰国後の未来の映像を挿入するフラッシュフォワードという手法がそれに加わって、わー、ひゃー、と一人であきれていたら、ファイナルシーズンでは、ひょっと飛行機事故がなかったらという状況を描く、ファイナルサイドウェイ(だったかな)がそれに加わるんだって。もうどうにでもしてくれ(笑)。
それでも一応何となく話がわかるし、進むのは、やはりどっか、かなり、うまいんだろうな。

キャラママさん、ゆきうさぎさん。
ということで夏も終わりですが、お仕事は進んでおられますか?(笑)

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カツジ猫